友人のカメラマンがSNSに「若いカメラマンがフォーカスロックを知らなかったので驚いて教えた」って話を書いてたのがきっかけだ。そういえば、確かに自分でもフォーカスロック使う機会がすごく減ってるよなと気づいたのである。 昔「撮影術」という初心者向けのデジカメ撮影講座を連載してた頃は定番のテクニックで「フォーカスロック」とか「置きピン」って何度か紹介したのに、いつの間にかそんなこと知らなくても問題なくなったのだ。
その昔、iPhoneを買い換えるたびにそれまで撮った写真をどうしようかが悩みの種だったなあと思う。 それがいまや、2007年に初代iPhoneで撮った写真も2020年にiPhone 11 Proで撮った写真もぱっと取り出せる時代である。今まで、手のひらに乗るデバイスで13年前の写真も最近の写真も同じようにさっとみられるってなかったもの。 iPhoneは日常をどんどん記録して、よければさっとシェアして――というデバイスなので、何気ない写真がどんどんたまる。撮ったときはなんてことない写真でも、記録って1年より2年、2年より5年と時がたつほど重要になるから、残したいしみんなも残してほしい。 黒歴史なのでなかったことにしたいとか、黒歴史すぎて将来なんかの拍子で発掘されたらヤバいという写真はさっさと始末すべきだけど、まあそれはそれとして、だ。 でもiPhoneのストレージに限りはあるから、5年10年
iOS 15の「写真」アプリで進化した2つの機能 「撮影情報の閲覧&編集」と「メモリー」を試す:荻窪圭のiPhoneカメラ講座(1/3 ページ) 「iPhone 13」シリーズの登場でカメラ機能に注目が集まるのはいつものことなんだけれども、カメラはただ撮るだけじゃない。撮ってすぐシェアして終わりじゃない。iPhoneに(さらにはiCloudフォトに)蓄積された写真は年月がたつにつれ、さまざまな意味を……時には黒歴史も一緒に巻き込んだりしつつ、獲得していくものである。 そんなわけで、iOSの写真アプリもたまった写真をどう生かすかを年々強化しているのだ。iOS 15では、主にそれを担う「For You」機能を強化してきた。これはなかなか面白いので試してみるべし。 もう1つ、こちらは以前から欲しいと思っていた「細かな撮影情報の閲覧と編集」機能が追加された。話が簡単な後者から見ていこう。 撮影情報
あなたは使っていますか? 「LivePhotos」の2つの有効利用法を考えてみた:荻窪圭のiPhoneカメラ講座(1/2 ページ) それが搭載されたときは大きな話題になるのに、しばらくしたらみんな忘れちゃって、あまり使われなくなる機能ってあるよね。アレとかアレとか……具体的には言及しないけど。 で、ですね、その1つがiPhoneの「LivePhoto」だと思う。シャッター音が小さくなるというメリットで使ってる人はいるだろうけど、シャッターを押す前後の動画を残すっていう使い方をしてる人、少なくとも私の周りにはいない(いたらごめん)。私も普段は使っていない。 あれ、1回撮影するごとにその前後の画像も一緒に記録するからストレージが足りない人にはつらいし。 でも、2つだけ、超お勧めの使い方があるのだ。 連写機能として使うLivePhotos 1つはシャッターチャンスを決して逃さない連写機能。 Li
私は根っからのiPhoneユーザーなので、iPhoneで撮った大量の写真は全部iCloudフォトに入れている。さらに歴代iPhoneのバックアップやら何やらもあるのでiCloudストレージプランはとうとう最高の2TBになっているのだけど(ほんとは200GBと2TBの間に1TBのプランが欲しいところ)、おかげでいつでも写真アプリから古い写真を取り出せる。12年前に発売されたばかりのiPhone 3Gで撮った写真もだ。 「写真」アプリと「iCloudフォト」は極めて偉大。 でも同時に「Google フォト」も使っている。Google フォトはいくらか条件はあるものの無料で使えるので、バックアップとしてもいい。そちらにはiPhoneに加えてAndroid機で撮った写真や昔デジカメで撮った写真もまとめて放り込んである。 で、「写真」アプリと「Google フォト」アプリの両方を使っていて、1つだけ
で、第1期スクランブルスクエア47F建て229mの超高層ビルの屋上が展望スペースになってて「渋谷スカイ」と名づけられてるのである。 以前から行ってみたかったのだが、 混雑してるのはイヤだな、と躊躇してたのだ。 だが、 「平日昼間なら混んでないよ」という声&今は新型コロナウィルスの影響で海外からの観光客も少ない! ってことで上ってみたのである。 1)Webでチケットを買う あらかじめWebでチケットを買う。混んでなければ直前でok。20分ごとに時間が決められてるので、だいたい行けそうな時間に「○」が付いてればよい。5分前までチケットを買える。 11時なら大丈夫そうだな、ってことで買うことに。 専用のWebサイトにアクセスして会員登録して コンビニで払うかクレジットカードで (ApplePayなどの電子決済系は未サポート) 登録。クレジットカード番号を登録、セキュリティ番号を入れる で、終わり
従来の広角+望遠……といっても、26mm相当と52mm相当なので、広角+標準といった方がしっくりくるけど、「うちのiPhoneは広角と標準なんです」といってもカメラを知ってる人以外には何がなんだかって感じなのでまあ「望遠」といっちゃっていい。 その広角と望遠に超広角が加わった。 律儀に倍々にしてるのがまたいい。超広角は13mm相当なので、広角カメラを1xとして、0.5x→1x→2xというきれいな3段階になった。 仕事・趣味がら超広角でその場を広く捉えておきたいことが多いので、そのために超広角レンズを1本持っていくことが多いのだが、iPhoneが超広角カメラを搭載してくれたおかげで、デジタル一眼の品質が必要な時以外は、その必要がなくなったのだ。 これだけの画角差があるってのがうれしい。
冬、といえば夜景の季節。きらびやかなイルミネーションがそこら中で主張してるのみならず、日没が早いので遅くまで待たなくても夜景が撮れる、空気がひんやり澄んでいるのできれいに撮れるなどなど、寒いこと以外は夜景向きなのだ。 そんな季節、各社から夜景がキレイに撮れるスマホが次々と出てきて、一種のトレンドみたいになってるわけで、本職のデジカメもスマホに負けていられない、本職カメラならではの撮影をしてみようというわけである。 その1:絞り込んで光芒を出せ スマホには無理な(まあ近いうちにデジタル処理でやっちゃいそうな気がするけど)技その1。 夜景は暗いのでオートで撮ると、あるいはISO感度をあまり上げないように、あるいは手ブレをしたくないのでシャッタースピードが落ちないように撮ると、自然と絞り開放になる。 こんな感じ。
iPhoneが日本で発売されてから10年。早いものですな。「iPhone 3G」のカメラ機能はお世辞にも良いとはいえなかったし、当時すぐ飛びついた人はそういなかったから、多くの人がiPhoneを使い、写真を撮るときのファーストチョイスがiPhoneになっていったのは「iPhone 4s」以降かなあ。コンパクトデジカメの売れ行きががくんと落ちてくるのが2011年くらいからだから。 で、何の話かというと、そろそろみんなiPhoneで撮った写真がかなりたまっているよね、と。 「そうそう。写真あるから見せるね」と言って、写真アプリを起動して指をしゅんしゅん動かして高速スクロールして、目視と勘で探し始めたりするのだけれど、写真の枚数が増えるほど効率が悪くなるし、何より疲れる。 今どきのカメラの課題は「いかに撮りたいときにすぐきれいな写真を撮れるか」よりも、むしろ「撮りためた写真から必要な1枚をすぐ取
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