富士山静岡空港を利用する機会があった。コンパクトで機能的。搭乗待合室や展望スポットから富士山が見える。駐車場も広く、ターミナルビルの目の前だと有料で1日上限500円。その周囲の駐車場はなんと無料。バスは静岡駅から約50分。島田駅から25分。金谷駅から13分。大井川鐵道新金谷駅から18分。掛川からはFDA(フジドリームエアラインズ)の利用客向けに無料バスが運行されている。 ここを拠点とするFDAのジェット機は日本国内で採用数が少ないエンブラエル E-Jetだ。80席前後と小さいけれど、実はこのサイズがちょうどいい。大型観光バス2台分だから、チャーター便による団体旅行を造成しやすい。FDAや静岡空港の関係者に聞くと、新型コロナウイルス禍になる前は、海外からの定期便もある上に、チャーター便を多数運行していたという。定期便が少なくたって、取りあえずバス2台分のツアーを集客すれば、FDAはどこへでも
熊本県知事は12月5日に行われた県議会で、自民党議員の質問に答える形で「熊本空港とJR豊肥本線を結ぶアクセス鉄道構想を進める」と表明した。具体案として、豊肥本線の三里木駅から分岐し、熊本県民総合運動公園を経由して熊本空港へ至る。同日の昼前にNHKが速報し、共同通信も配信。これを受けて日本経済新聞などが報じ、翌日からは読売新聞など全国紙のほか、日経、熊本日日新聞も詳報を報じた。 熊本空港アクセス鉄道構想の筆者予想図。濃い青と水色が三里木駅分岐案。赤が筆者が提案する光の森駅分岐案 (国土地理院地図を加工) 熊本空港アクセス鉄道については、2004年に九州新幹線開通と絡めた空港アクセス路線として検討されたものの、当時286億円というコストに対して採算面で難航し、「空港ライナー」が誕生したという経緯がある。 しかし当時と違い、現在は発着便数も多い。羽田18往復、伊丹11往復、成田・小牧が各3往復、
JR北海道の“大改造”構想 「新・新千歳空港駅」「ベースボールパーク新駅」:杉山淳一の「週刊鉄道経済」(1/6 ページ) 新幹線札幌駅のホーム位置を巡る問題は、現在の駅から約200メートル東側にホームを設ける「大東案」で決着した。これを受けて札幌市は、冬季五輪の誘致年を2026年から30年に変更する意向を示した。その上で新幹線札幌開業を29年に前倒しを希望しているという。北海道新幹線建設については環境影響評価など諸手続きが済み、新技術を待つ必要がなく、建設予算と工数が日程を決める。工期は国が握っている。 札幌駅問題解決を受けて、JR北海道関連の報道に勢いがついている。北広島市の「ベースボールパーク新駅」構想には引き込み線方式の大胆案、新千歳空港駅にも大改造構想が立ち上がった。 函館本線の苗穂駅の駅舎移転開業日は11月17日に決まった。橋上駅舎となり、線路によって分断された地域は札幌市が整備
熊本県が、熊本空港(阿蘇くまもと空港)と熊本市内をつなぐ連絡鉄道の検討を再開することを明らかにしました。沿線住民の増加や、インバウンド、空港民営化などによる利用者増を見込んだものです。 三里木駅からの分岐計画 熊本空港はJR豊肥線の肥後大津駅から約6km離れた位置にあり、豊肥線から分岐する鉄道を建設すれば、熊本市内へのアクセス鉄道をつくることができます。 実際、熊本県は過去に豊肥線から熊本空港までの連絡線を検討したことがありました。三里木駅から分岐させ、県民総合運動公園やテクノリサーチパークを経て熊本空港に至るルートです。2004年度におこなった検討では、総事業費を286億円と試算しました。 検討の結果、総事業費が高額なことや、完成させても十分な利用者数を確保できず赤字も見込まれたことから、県は2007年度に計画を凍結。肥後大津駅から熊本空港へシャトルバスを運行して連絡する施策に軸足を移し
阪急電鉄が伊丹空港乗り入れに積極的な姿勢を見せた。実現すれば伊丹空港と大阪都心の梅田が12~15分程度で結ばれるとみられる。少子化予測で鉄道路線建設は停滞する中で、有望株は空港連絡鉄道だ。各地の動向をおさらいしてみよう。 空港連絡鉄道について、ここでは空港ターミナルビルに直結、または徒歩で大きな負担なくアクセスできる鉄道路線として話を進める。羽田空港は京急空港線と東京モノレールがターミナルビルに直結している。成田空港もJR東日本と京成電鉄が乗り入れている。 ただし、成田空港の開港当初は空港連絡鉄道がなかった。京成電鉄が現在の東成田駅まで特急スカイライナーを運行していたけれど、そこからバスに乗り換える必要があった。どうせバスに乗り換えるなら、はじめからリムジンバスで行きたい。だから当時のスカイライナーは人気がなかった。当時は空港アクセス路線と言いはやされたけれど、現在のサービスレベルでは空港
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く