店舗を運営する際、規模に関わらず必ず経費(原価)がかかります。利益をもっと出したいとき「売上から経費を引いた額が利益なので、売上金額を大きくすれば利益も大きくなるはずだ」という考えは正しいようにも思えますが、これは間違いです。何故なら、どんなに売上が大きくなったとしても経費も大きくなれば利益は変わらず、それどころかマイナスになる可能性すらあるからです。 確実に利益を出すためには、経費をコントロールすることが必要なのです。 今回は、今更聞けない基本的な原価率の出し方をはじめ、原価率を管理するためのポイントをご紹介します。 ◆ 原価率とは 原価率とは、売上に対する原価の比率です。 つまり、販売した商品の価格に対して、作るためにかかった材料費等(仕入れ)の割合のことを指しています。 ◆ 原価率の計算式 原価率を求める式は「原価率 = 原価 ÷ 売上高 × 100」です。 例として計算してみましょ