村上宗隆(ヤクルト)、清宮幸太郎(日本ハム)、安田尚憲(ロッテ)の3人に共通するのは、今年3年目を迎える高卒のスラッガーであるということだ。 村上は188センチ、97キロの堂々とした体躯から、ホームランを量産。昨シーズン、36本塁打を放ち、セ・リーグの新人王にも輝いた。今季は中軸としてさらなる飛躍が期待される。 清宮は、早稲田実業時代に通算111本塁打を放った、世代を代表するスラッガー。しかし入団してから2年間は、いずれも7本塁打と本来の長打力は鳴りを潜めている。ケガも癒え、3年目の今季に勝負をかける。 安田は2年前のシーズンに一軍出場(17試合)を果たしたが、昨季の出場数はゼロ。それでも昨季は、イースタンリーグで本塁打王、打点王の二冠に輝き、12月にはプエルトリコのウインターリーグにも参加するなど、今シーズンの台頭を予感させる。 いずれも近い将来、日本のプロ野球界を背負っていく若き長距離