出産した赤ちゃんを口にくわえ世話をするシンシンが、赤外線カメラで撮影された(東京動物園協会提供=ロイター) 上野動物園(東京都台東区)で12日、ジャイアントパンダの雌・シンシン(11歳)と雄・リーリー(11歳)の間に赤ちゃんが誕生して、日本中がこのおめでたいニュースでもちきりだ。人間で言うと互いに30代前半だという。同園での赤ちゃん誕生は5年ぶり5例目の吉報だ。一方で、和歌山県白浜町のテーマパーク「アドベンチャーワールド」では2000年からコンスタントに赤ちゃんが誕生している。上野動物園と“多産”の「アドベンチャー――」の飼育方法や環境に違いがあるのだろうか。 12日午前11時52分、上野動物園でジャイアントパンダの赤ちゃんが「ギャーギャー!」と産声を上げた。シンシンは出産後、赤ちゃんをなめたり抱きかかえて温めるなどすっかり“母の顔”。赤ちゃんの性別は不明で、体重は映像などから平均的な15