自民党文部科学部会のプロジェクトチーム(座長・松野博一衆院議員)は18日、若者の自立意識と社会生活を営む実践力を養うため、高校の新科目に「公共」を導入するよう、下村博文文部科学相に提言した。 提言では、現在の高校教育の問題点として、若者が自立して社会生活を営むのに必要な知識が、公民や家庭科など複数の教科で断片的に教えられ、実践力につながっていないと指摘。 社会人としての当事者意識を育み、自ら判断したり行動できる力を養うため、働くことや結婚、家族、消費生活、納税、政治参加などの内容を、ディベートや体験学習を通じて学ぶ「公共」を新科目に導入するよう求めた。