データベースの構成要素についてはひととおり理解できたと思う。今回は、いよいよデータベースの作成に取りかかろう。実務に堪えるデータベースとするためには、さまざまな要素に目配りする必要がある。 前回まで、データベースシステムを支える構成要素について紹介してきました。今回はデータベースの作成についてお話しします。実際に新しいデータベースインスタンスを作成しながら、それぞれの役割について確認していきたいと思います。 インストール時に生成されるデフォルトデータベースとは違う、自分で設計したデータベースが作成できるようになれば、あなたはもう立派な「Oracleマイスター」です。 データベース作成前の検討と設定 ■作成の検討事項 自分で新たにデータベースを作るわけですから、名前や配置を決めなければいけません。まず以下の事項を決定しましょう。 データベースの名前(インスタンスの名前) データベースを作成す
前回は災害対策サイトの構築と管理に代表される、データベース環境の複製とその管理に関連する機能を紹介した。今回は、サイト内の耐障害性と、ストレージ管理、およびクラスターの拡張性に関する機能について見ていく。 ストレージ管理機能:Oracle Flex ASM まず、Oracle Database 12cが新たに搭載した機能である「Oracle Flex ASM」について解説する。 Oracleデータベースが備えるストレージ管理機能としてはOracle Automatic Storage Management(ASM)がある。これはオラクル推奨のストレージ管理ソフトウエアで、Oracle Database 10gから提供されているものだ。Oracle Database 11g Release 2以降は、Oracleデータベース向けソフトウエア群「Oracle Grid Infrastructu
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