複雑な問題がたくさんあれば、どれから解決すればよいのかわからなくなるのも仕方がありません。力を集中すべきポイントがわからない。優先順位をつけられずに、行動力が落ちてしまう。頭の中がごちゃごちゃだと、当然の結果と言えます。(「はじめに 『本物の仕分け術』がすべてを解決する」より) しかし、そう主張する『能力以上の成果を引き出す 本物の仕分け術』(鈴木進介著、青春新書)の著者にも、かつては頭のなかを整理しきれず、空回りばかりだった時期があったのだそうです。しかしあるとき、気になることをメモに書き出すようにすると、感情に振り回されることなく正しい決断ができるようになったとか。書き出し方は、たとえばこんな感じです。 ・いま、自分が「できること」と「できないこと」はなんだろうか ・求められる完成度が「100%のもの」と「60%でいいもの」はなんだろうか ・「自分で行うべきこと」と「他人に任せてもいい