大阪都構想の是非を巡り、「自民、民主、共産、社民VS維新」の一騎打ちとなった堺市長選(29日投開票)で、自民党本部の対応が焦点になっている。無所属現職の竹山修身氏(63)について、党本部は「推薦」より支援のレベルが弱い「支持」にとどめたが、党大阪府連は知名度のある党幹部の来援に期待する。一方、諸派で地域政党・大阪維新の会新人の西林克敏氏(43)の陣営は「政権与党の自民党が本腰を入れたらやっかいだ」と警戒している。 「党役員が応援に入ってくれそうな雰囲気に変わってきた」。自民党府連幹部は手応えを語る。15日の告示後に来援した党幹部は竹下亘・組織運動本部長だけだが、最近の党独自の情勢調査で、竹山氏の支持が順調に広がっていることがわかったためという。 自民党はこれまで、府内の各選挙で維新に煮え湯をのまされ続け、昨年の衆院選でも、府内小選挙区の当選は3人と、維新の12人に後れを取った。府連には、安