内容説明 一九六八年、日本人青年医師に、ルソーの魂が降臨した。彼は『エミール』の理想を実現すべく、理想の子供を育てることを決意し、孤児院を創設する。集められた子供たちは、“世界の救い主”を作り出すための、実験体であった…。天使が舞い、混沌が支配し、血と精液にまみれた溟い幻想が憩う、濃密な作品世界。第8回日本SF新人賞受賞作品。 著者等紹介 樺山三英[カバヤマミツヒデ] 1977年、東京都生まれ。学習院大学文学部卒。会社員。『ジャン=ジャックの自意識の場合』で、第8回日本SF新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
竹内オサムさんの私家版雑誌「ビランジ」22号に載った修士論文を、ようやく読みました。何せ「遅読の王」なので、ゼミのためにグルンステン『線が顔になるまで』をやっと読み終えて、それからなので、時間がかかる。 「ビランジ」には、非常にタメになる文章が多く、じつは全部読んではいないのですが、たとえば丸山昭さんの聞き書きシリーズ「児童雑誌編集者として 思い出すことども12」は、元『少年』編集長・金井武志さん(『アトム』連載を起こした人)で、取材後亡くなってしまったので、とても貴重な証言。同じく「別マ」編集時代を振り返った小長井信昌さんの文章も貴重。「ユリイカ」の批評特集に対する竹内さんの反論もあり、また60年代後半期の「マーガレットコミックス」の連載時との左右ページの異同を調べた論文(しのだようこ「初期コミックスの見開きの扱いについて」)は、この時期のマンガ表現の変容にかかわる媒体の変化なので、僕が
2001年改稿版・未完成ヴァージョン(ver.2.0) 水鏡子 (註 原版作成97年2月、THATTA掲載2000年何月だっけ? *2000年6月号です――編者) SFを読むためにまず評論集やガイドブックを買う人間がそんなにいるとは思えない。ふつう傾向の似かよった本を探そうとして、いちばんたよりにする手掛かりは、本のあとがき、解説の類だろう。そのときいちばん参考にするのはもちろんなかでとりあげられている本の書名や作家の名前であるけれど、もうひとつ注意を払う値打ちのあるのはその雑文をだれが書いているかということだ。解説を書く人間の守備領域は比較的決まっていて、作品の傾向にあわせて編集者が解説を発注していくからだ。 そうした解説者の守備領域に関する知識がかならずしも読者サイドに継承されてきていない気がする。そこで今回の初心者向けSFの小特集の補完として、主な文庫解説者の傾向と対策を時系列的(年
フランスの世界的マンガ家 ジャン・ジロー=メビウス氏といえば、大友克洋氏をはじめ日本のマンガ界にも多大な影響を与えたことで知られていますが、このたび京都精華大学の招きによって京都での展覧会のため来日することになりました。しかも5月7日と9日に京都と東京で当人および超豪華ゲストによる無料公開シンポジウムもあります(ただしマンガミュージアムには館内への入場料が別途かかります。一般500円)。以下は京都(精華大学主催)と東京(明治大学主催)でのシンポジウムの全容と案内であります。 ※図版はすべて (C)Moebius Production ●5月6日(水祝) 於京都国際マンガミュージアム トーク・パフォーマンス「メビウス×村田蓮爾 線が語る―イラストレーションからマンガへ」@京都国際マンガミュージアム メビウス氏と人気イラストレーター村田蓮爾氏との作品制作をめぐるトークイベント 出 演 者 メビ
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