防空システム「アイアンドーム」の砲台=4月15日、イスラエル・エルサレム近郊/Menahem Kahana/AFP/Getty Images (CNN) レバノンの親イラン組織「ヒズボラ」とイスラエルの交戦が全面戦争に発展した場合、米国はイスラエルが国内北部に配備している「アイアンドーム」などの防空システムが圧倒される可能性があると深く懸念している。米当局者3人がCNNに明らかにした。 当局者らによると、ヒズボラが保有する数多くのミサイルやドローン(無人機)に、アイアンドームで対抗しきれない可能性があるとの懸念はイスラエル側からも米国に伝えられているという。地上と空からのレバノン侵攻をイスラエルが準備する中で、こうした懸念は高まるばかりだ。 当局者らは19日、イスラエルがヒズボラとの戦争に備えて、人員や兵器などをパレスチナ自治区ガザ地区南部からイスラエル北部に移す計画であることを米国に伝え