デフレで企業の先行きに不透明感が漂うなか、民間信用調査会社が東京都内で開いたセミナーが波紋を広げている。危ない企業300社を実名で公表し、その経営実態を解説するもので、銀行の審査担当者ら約300人が出席した。夕刊フジは会場で配布された「危ない企業300社リスト」を入手。その驚愕の中身とは…。 セミナーを開催したのは、企業に深く食い込んで情報を取ることで知られる信用調査会社「東京経済」(東京)。例年、春と夏の年2回開いており、今回は4日に行われた。 出席者には、危ない企業300社が実名で書かれた「独自リスト」が配布されたが、これがなかなかのスグレもの。 昨年2月のセミナーで配布された300社リストには、サーパスブランドで知られるマンション分譲大手「穴吹工務店」(香川)や、不動産会社「ジョイント・コーポレーション」(東京)などが含まれていたが、いずれも経営破綻。リストアップされた300社