中国のネット民の間で話題になっている言葉が「殺熟」だ。ECサイトなどで、利用が長いお得意さんほど、販売価格が高くなったり、優待が薄くなってしまう「お得意さん殺し」といった意味だ。ECでは、利用者の生涯購入額を最大化させることを目指すため、このようなことが起きていると燃経済が報じた。 お得意様ほど損をする?利用者たちの不満 中国のネット民の間で、「殺熟」という言葉が流行している。「殺熟客」の略で、「お得意さんをないがしろにする」といった意味だ。「殺す」というのは強い言葉だが、語感としては日本の「殺」ほど強い意味はない。「殺暑気」は暑気払いにかき氷を食べることだったりする。 それにしても「お得意さんを殺す」とは穏やかではない。いったいどういうことなのか。 お得意様ほど優待幅が小さくなる現象 中国のECサイトでは、もはや定価、希望小売価格というものが存在しないにも等しい。人によって価格が異なるの