アレックス・ラインハート著「ダメな統計学」は、いわゆるトンデモ統計批判の書ではない。ここで説明されるのは、科学者が意図せず間違って使用している確率・統計の手法についてだ。科学者ならば統計についての知識水準は高いものがあるのだろうと思っていたが、実際にはそうではないようだ。ある論文によれば、公刊されたほとんどの論文に問題があるとのこと。 ダメな統計学: 悲惨なほど完全なる手引書 作者: アレックスラインハート,Alex Reinhart,西原史暁 出版社/メーカー: 勁草書房 発売日: 2017/01/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 本書は平易に書かれているので読み進めることはできるのだが、前提となる知識が不足しているため、なかなか理解が難しい。過去、確率・統計には何度か挑戦しているのだが、いまだに分かった感がない。残念ながらこの本を読んでも系統だった理解に