低コストで普及が進む、中国の顔認証決済 コンビニエンスストア・チェーンのセブンイレブン中国華南地区は5月、約1000店舗に顔認証決済レジを導入すると発表した。顔認証決済とは、客がレジについているカメラに顔を見せれば、アリペイやウィーチャットペイなどのモバイル決済サービスを通じてお金が引き落とされ、支払いが完了するしくみである。お金は登録されたモバイル決済の口座から引き落とされる。お財布が不要になるスマホ決済が流行りつつある日本だが、中国ではスマホすらもいらない顔認証決済が普及しつつある。 顔認証決済にはどのようなメリットがあるのだろうか? セブンイレブン華南地区の徐勝利副総経理は中国メディアの取材に次のように答えている。同社は顔認証決済をまずは2店舗で1カ月間試し、その後50店舗に拡大してさらに1カ月テストを続けた。その結果、「短期間で利用者が急増した」「他の決済方式と比べて、支払いの効率