Trend Microは2020年1月21日(米国時間)、外部からはスマート工場に見えるようなハニーポットを構築した調査の結果を発表した。製造施設に対してどのような攻撃があるのか、攻撃者はどの程度の知識を持ち、どの程度巧妙な手口を使うのかを把握することが目的だ。 この調査は同社が手掛けた最もリアルなハニーポットを使っており、サイバー犯罪者の攻撃を誘うと同時に、攻撃行動を完全に監視できるという。 ハニーポットは実際のシステムに見えるように設計した。構成要素としてスマート工場が当然備えているはずのマシン制御用ハードウェアを含んでいる。プログラマブルロジックコントローラー(PLC)、ヒューマンマシンインタフェース(HMI)、産業制御システム(ICS)などだ。 こういったハードウェアが欠けていると、高度な知識を持った攻撃者であれば、ハニーポットだと分かってしまうからだ。PLCなどには実際の工場で用
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