Windows 10/11用パッケージ管理ツールのWingetが、今年5月27日にVer.1.0となった。これにより安定版としての配付が開始された。なお、9月27日にプレビュー版Ver.1.1.1270、安定版Ver.1.1.12653が公開されている。ここでは、この最新のプレビュー版を元にWingetについて解説する。 そもそもWingetとは一体何? あらためてWingetについて紹介しておこう。正式には「Windows Package Manager Client」といい、Microsoftのオープンソースソフトウェアの1つだ。名称が長いので本記事ではこれを「Winget」と表記する。 wingetを使うことで、ソース(一般的なパッケージマネージャーのリポジトリ)に登録されたアプリケーションパッケージのインストールや検索が可能になる。現時点でソースには、Winget専用のものと、Mi
wingetによりコマンドラインによるアプリの管理が可能に Microsoftが開発していたパッケージマネジャー「winget」が正式リリースされた。wingetを使うことで、コマンドラインでさまざまなアプリをインストールしたり、バージョンアップしたりできるようになる。今回は、wingetのインストール方法から基本的な使い方までを紹介する。 スマートフォンを買い換えても、同じOS(iOSからiOS、AndroidからAndroid)ならば、初期設定時のウィザードで、設定やアプリなどが前のスマートフォンと同じになり、すぐに使うことができる。 ところが、新しいWindows 10 PCを購入したり、Windows 10の初期化を行ったりすると、Windows 10の設定やアプリのインストールが必要になる。Windows 10も、Microsoftアカウントで同期すれば、設定のかなりの部分が前の
Windows OSを使い始めるとき、さまざまなWindows OSのカスタマイズ設定だけではなく、アプリケーションやツールのインストールが不可欠だ。それには、それぞれの配布サイトを開き、インストーラーをダウンロードし、インストールの実行、初期設定の実施などの多くの工数がかかる。 こうした手間を省くのが「パッケージマネジャー(パッケージ管理システム)」と呼ばれる機能で、アプリケーションやツールを一括で管理し、スクリプトなどでパッケージのダウンロードからインストールまで(場合によっては初期設定まで)を行える。 実はWindows OS向けにも、「Chocolatey(チョコレティ)」などのオープンソースで提供されているパッケージマネジャーは存在しているが、まだ一般的とはいえない(知っトクWindowsツール「コマンドでWindowsアプリを楽々管理『Chocolatey』」参照のこと)。 M
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