シーケンス図の概要 本連載では、Google Android(以下、Android)を使った携帯アプリ作成を例に、マインドマップやUMLによる設計について学んでいきます。前回はクラス図を使ってプログラムを整理する方法を紹介しました。今回はシーケンス図を使ってプログラムの処理の流れを整理する方法を紹介します。 クラス図はプログラムの構造が複雑になった時に非常に役に立ちます。ただしプログラムの構造が複雑になった時は、たいてい処理も複雑になっているものです。クラス図はプログラムの構造を整理するのには向いていますが、処理の流れを表現することができません。こういった時に役に立つのがシーケンス図です。 シーケンス図はオブジェクト同士の動的側面をとらえるための図です。描き方はまずオブジェクトを四角で囲み、左から右に順番に配置していきます。次にそれぞれのオブジェクトに生存線を引いていきます。生存線が引けた