安全管理上の問題が相次いだ福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」の新たな運営主体を示すよう勧告した原子力規制委員会の田中委員長は、文部科学省の検討会での議論について、「勧告に沿った議論がされているようには見えない」などと述べ、安全を確保するためのより具体的な検討をして、運営主体を示す必要があるという認識を示しました。 これについて、規制委員会の田中俊一委員長は25日の記者会見で、「もんじゅの安全とは何なのかという議論は少なくともされていないのではないか。炉心の詳しい状態も分からず、勧告に沿った議論がされているようには見えない」と述べ、安全を確保するためのより具体的な検討をしたうえで、運営主体を示す必要があるという認識を示しました。 また、馳文部科学大臣が24日の会見で、もんじゅの運転再開後にかかる費用や効果などを明確にするなどと述べたことについて、田中委員長は「費用対効果は求めていない。安全に
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