米国の非営利団体One Laptop per Child(OLPC)は,試作機「Beta-4(B4)」に基づいた低価格ノート・パソコン「XO B4」の量産を,2007年10月より開始する。同団体が米国時間7月23日に明らかにしたもの。OLPCは,発展途上国の子供1人ひとりに価格100ドルのLinuxノート・パソコンを提供する取り組みを推進している。 XO B4は,AMD製の「Geode LX-700」プロセサ,256MバイトのSDRAM,1Gバイトのハード・ドライブを搭載する。発展途上国の過酷な自然環境での使用に耐えるように,さまざまな工夫が凝らされており,ディスプレイは太陽光の下でも鮮明に読むことができる。充電も電源コード,ソーラーパネル,ソーラーパネル対応マルチバッテリ充電器など,さまざまな電源を利用可能。 また,広範なエリアで無線LAN通信が可能なWi-Fiアンテナに加え,高さ約1.