留学中、自分の旧作を見つめ直す心の余裕もできた。「よく笑うようになったと言われる」と話す長塚=本間光太郎撮影 若手劇作家、長塚圭史が1年間の英国留学から帰国した。演劇の本場で学んだ成果を、来年1月21日から2月14日まで、東京・下北沢の本多劇場で上演する新作「アンチクロックワイズ・ワンダーランド」にさっそくぶつけるという。(多葉田聡) 早大在学中の1996年に演劇ユニット、阿佐ヶ谷スパイダースを結成。毒気あふれる物語で人気を集め、東京・渋谷のパルコ劇場やシアターコクーンへと進出した。だが、「書くことに疲弊して、このままでは駄目になる」と感じていた。 2007年ごろから留学を考え、文化庁の新進芸術家海外留学制度で昨年秋、渡英。現地の国立劇場で驚いたのは、公演を行わなくても俳優を雇い、ワークショップを行えることだ。「いろんなアーティストがいろんな実験をしている。劇場はアイデアを育てる場所でもあ
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