cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日
迷ったけど、中途半端に140字を連発して真意が伝わらないのが嫌なので、別の箇所に書いたものをここに転載する。 思い出などは特に書かない。自分のためだけにわがままな文を書く。 腹が立つ気持ちと、悲しい気持ちと、恐怖がかわるがわる訪れる。忙しい。気持ちだけで大変なので仕事などできない、と思いながらちゃんとギリギリのことはやっているので、自分の鈍感さを頼もしく感じながらも憂う。毎日15回くらい泣いている。昨日も起きていきなり泣いてびっくりした。今も泣いている。 昨日は人との仕事が終わったあともう何をしたらいいかわからず、国会図書館からなんとなく歩いた。歩いたら文藝春秋に着き、ホテルニューオータニの華やかな光の前を通り、土手に上って真っ暗な道を歩き、四ツ谷にたどりつき、四ツ谷のロンに初めて入った。喫煙可の表示を見て、思いつきで、吸わないタバコを買って来て吸った。強いものをやっても定着しないだろうと
ポット出版刊行の雨宮まみさんの3冊の著作 『女子をこじらせて』『だって女子だもん!!』『まじめに生きるって損ですか?』 の編集をすべて担当してくれたフリー編集者の小嶋優子さんから 「雨宮さんのことを書きました」と次の文章が寄せられました。 ここで公開させていただきます(ポット出版 那須ゆかり) 雨宮まみさんのこと 小嶋優子 2016/11/18 こんなことが起きてしまったので、少しでも今の気持ちを書き留めておこうと思う。 私は、雨宮さんの本を3冊作ったけれど、本当のことを言うと、彼女のことをよく知らない。知らなかったと思う。 雨宮さんより10歳年上なので、プライベートで友達づきあいをするわけでもなく、仕事以外の話をするわけでもなく、じゃあ仕事の話をよくしていたのかというと、そうでもない。二人っきりになると、お互い緊張して会話はいつもぎこちなかった。会話に間も多かった。こんな仕事をしているけ
日曜の朝日新聞にインタビューが掲載された。 「東京を生きる」が出たことで、いくつかインタビューをしていただいたが、 うまく言葉が出てこなくて、インタビューというのはいつも、ちょっと申し訳ない気持ちになる。 今回は、「なぜ文体を変えたか」ということ、 「なぜ東京を舞台にしたか」ということを訊かれることが多い。 (自分がインタビュアーでも、そう訊くと思う) 常々思っていることだが、 「女性のエッセイスト」というのは、 私生活を晒すことを求められすぎると感じる。 もちろん全員ではない。書く内容にもよるが、 結婚しているか、いないか、 子供はいるか、いないか、 彼氏はいるか、いないか、 お金はどのくらい持っているのか、 見た目はどんなか、 そういう情報の開示を求められる。 私の場合、デビュー作が自虐文体だったから、 そうした情報の開示を求められた。 そして、そのあとは、 「独身」「30代」「女性」
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