タグ

ブックマーク / dain.cocolog-nifty.com (7)

  • 教え子の女生徒が恋しいんです、情動を抑えられません『車谷長吉の人生相談:人生の救い』

    朝日新聞の人生相談をまとめたもの。ありふれた悩み事に、過激な回答が良い。たとえば、40代の高校英語教師(子もち)。まずまずの人生を過ごしてきたが、数年に一度、自分を見失うくらい没入する女生徒が現れるという。 今がそうなんです。相手は17歳の高校2年生で、授業中に自然に振舞おうとすればするほど、その子の顔をちらちら見てしまいます。その子には下心を見透かされているようでもあり、私を見る表情が色っぽくてびっくりしたりもします こんなところに馬鹿がいる、わたしも同じ狢ナリ。このセンセ、自己嫌悪に陥ったりもがいたり、なかなかの煩悩っぷり。その娘のことばかり考え、落ち着かない毎日。長いことオトコやっていると、分かる。一定のインターバルで“そういう時期”がある。 こういう相談を持ちかけられたら、わたしはひとたまりもなく同意して、一杯おつきあいするぐらいしか能が無い。上から目線で諭すのも、頭ごなしに否定

    教え子の女生徒が恋しいんです、情動を抑えられません『車谷長吉の人生相談:人生の救い』
    kominaa
    kominaa 2013/02/10
  • スゴ本100

    いつのまにか1000エントリ超えてたので、ここらで100に絞ってみる。 このblogで「スゴ」認定されたもの、企画「この○○がスゴい」で挙げられたものを、100にまとめてご紹介。順序適当、偏見なし、ビジネス、サイエンス、エロマンガ。ブンガク、ビジュアル、なんでもアリ、啓蒙、アダルト、劇薬なんでもござれ。「ノンフィクション」、「フィクション」、そして「劇薬系・成人指定」の三立てでご紹介。番号は便宜上つけたものなので、ランキングにあらず。 こんなにスゴいに出合えたのは、すべてあなたのおかげ。いいはたくさんあるのだが、全部読んでるヒマもないし、探している時間も足りない。だからわたしは、スゴいを読んでいる「あなた」を探す。あるいはこのblogにやってきた「あなた」の言を待つ。そうしたツッコミやアドバイスをいただき、とても感謝しています。 この100リスト全て鉄板モノだが、「それをスゴ

    スゴ本100
    kominaa
    kominaa 2009/10/05
  • 狂気の浸透圧「セールスマンの死」

    毒物指定、ただし社畜限定。 読書は毒書。とはいうものの、読者によって毒にもクスリにもなる。ローン背負って痛勤するわたしには、狂気たっぷりの毒書になった。やり直せない年齢になって、自分の人生が実はカラッポだったことを思い知らされて、嫌な気になるかもしれない。全てを捨て、人生をリセットしたくなるかもしれない。 かつては敏腕セールスマンだったが、今では落ち目の男が主人公。家のローン、保険、車の修理費、定職につかない息子、夢に破れ、すべてに行き詰まった男が選んだ道は――という話。だれもが自由に競争に参加できる一方で、競争に敗れたものはみじめな敗者の境涯に陥るアメリカ社会を容赦なく描き出している。 見どころは、このセールスマンの葛藤。 とても前向きで、強気で、ひたむきだ。人生の諸問題はプラス思考でなんとかなると押しまくる。今で言う「ポジティブシンキング」の成れの果てを突きつけられているようだ。自分に

    狂気の浸透圧「セールスマンの死」
    kominaa
    kominaa 2009/03/16
  • 娘親限定「女の子が幸せになる子育て」

    親が読んで、ほっとするフェミニストが何と言おうが、男の子の子育てと、女の子の子育ては、ちがう。男女は、性差ではなく性格が性別に定着していくもの。つまり、「男の子らしさ」や「女の子らしさ」は、お互いもともともっており、成長の過程で(主として環境により)際立たせられていくものでないかと。 しかし、ほとんどの育児は、性差を意識していないか、あるいは「男の子限定」の内容となっている。なぜなら、育児を手にするのはたいていママだから。「女の子=自分が小さかった頃」を考えて、自分を基準にしてしまうだろうから。 そんなニッチにピッタリとあてはまるを読んだ。なじみの図書館の予約待ち順位は、「100位」。amazonでは見えにくいが、書がどれだけ望まれているか、よく分かる数字だ。娘を持つ親のためのアドバイスが満載しており、まさにいま読みたかった一冊。 とはいうものの、デジャヴ感やライフハック臭も

    娘親限定「女の子が幸せになる子育て」
    kominaa
    kominaa 2009/03/11
    「三点とは、「起床時間」「夕食時間」「就寝時間」のこと。この三つの時間を毎日きちんと固定する」
  • 「アラビアの夜の種族」はスゴ本 【徹夜保証】

    面白い物語を読みたい? ならこれを読めッ!! 完全にヤられた。憑かれたように読む、読む、読む。巻措く能わぬ面白さではなく、手に張り付いて離れないモノスゴさ。小説で徹夜するなんて、久しぶりだ。徹夜小説シリーズ([スゴ]と[はてな])で太鼓判押されてたけど、ここまでスゴいとは… 抜群の構成力、絶妙な語り口、そして二重底、三重底の物語。 これは、陰謀と冒険と魔術と戦争と恋と情交と迷宮と血潮と邪教と通と書痴と閉鎖空間とスタンド使いの話で、千夜一夜とハムナプトラとウィザードリィとネバーエンティングストーリーを足して2乗したぐらいの面白さ。そして、最後の、ホントに最後のページを読み終わって――――――驚け! ただし、ネットで調べてはいけない。うんこがバラしているぞ。面白い物語を読みたいのなら、予備知識を一切絶って読むべし(まちがいないから)。それから、文庫版の3分冊で取り組むなら、3巻全部を確保し

    「アラビアの夜の種族」はスゴ本 【徹夜保証】
    kominaa
    kominaa 2009/02/20
  • アフリカは

    「なぜ、アフリカは貧しいのか?」あるいは、「どうすれば、アフリカ貧困から脱出できるのか?」に具体的に応える一冊。 内戦・旱魃・伝染病、アフリカ貧困を訴える慈善団体は、その理由に事欠かない。死に瀕している幼児の映像は物だが、莫大な募金や政府開発援助がそこまでたどり着かないことも事実。 最貧困層のためにあるはずの援助の実態は違っており、「援助とは富裕国の貧困層から、貧困国の富裕層への富の移転にすぎない」という皮肉は、残念ながらあたっているという。ではどこへ? わかりやすく言えば、高級ホテルで行う会議や、議員先生たちのワシントンへの出張旅費、それに外国人の援助スタッフを連れまわすためのランドクルーザーの購入費に、援助資金の多くが費やされているのである。 ニューヨーク支所の高額なテナント料を払うために、栄養失調幼児をプロパガンダする「慈善団体」があることは知っていたが、腐敗した国の権力者も同

    アフリカは
    kominaa
    kominaa 2009/01/16
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 学力低下の本当の原因

    教育の荒廃が叫ばれている。 学校、保護者、子ども自身、そしてそれらを取り巻く環境――官僚、政治家、教育委員会、地域社会が制度疲労に陥っている。教育亡国論が喧しくとも思考停止と非難合戦、手をこまねいているばかり。教育現場は完全に活力を失っており、責任転嫁の応酬に明け暮れている。 ■ 教育改革の担当者は誰か? 象徴的な例を、いくつか挙げよう。ひとつめは、NHK世論調査(※1)だ。「教育改革の担当者は誰か?」という問いかけに対し、こんな結果が得られた。 注目すべきは、教育のまさに現場にいるはずの「教師」と答えたのが、たった8%ということ。あまつさえ、「父母」と答えたのがわずか2%は情けない。いわゆる「お上」任せである。「教育」は政争の具に貶められ、人質化している。そして、いまどきの教師、両親は、当事者意識を完全に欠如しており、犠牲になるのは子どもたちだ。 ■ 4脚のニワトリ、絵の具でできる「き

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 学力低下の本当の原因
    kominaa
    kominaa 2008/04/01
    本当にむかしから何も変わってないのか!
  • 1