パナソニックが、次世代高画質テレビのディスプレー用などとして開発を進めてきた「有機EL」事業から撤退する方針を固めたことが25日、分かった。生産コストが高く、採算が見込めないと判断した。 関係者によると、事業は官民ファンドの産業革新機構が出資する液晶パネル大手ジャパンディスプレイに売却する方向で調整しており、6月にも合意する見通し。 パナソニックは今後、有機ELの研究開発を進めてきた姫路工場(兵庫県姫路市)で液晶パネルに経営資源を集中。テレビ向け以外の液晶ディスプレーの比率を高め、収益性を確保する。 パナソニックは2013年末、ソニーと有機ELの開発をめぐる提携を解消。今春には、照明用の有機ELパネルの生産から撤退していた。
2014.3.15 12:00更新 老若男女に愛される国民食、カレーライスがなぜ、こんな形で使われなければならなかったのか。東京都荒川区で区立図書館の返却ボックスにカレーを流し込み、本をカレーまみれにさせたとして、北区のアルバイトの男(61)が2月、警視庁に器物損壊容疑で現行犯逮捕された。同じ図書館ではほかにも同様の被害が3件相次いでおり、男はいずれも関与を認め、「スカッとした」と供述している。捜査幹部もあきれる子供じみた犯行動機とは…。(宇都宮想) 黄色く、スパイシーな液体を返却ボックスに…「アルバイトがつらかった」 JR日暮里駅に近い、荒川区立日暮里図書館。閉館し、人けがなくなった2月28日午後10時半ごろ、張り込んでいた警視庁荒川署の捜査員の目の前を、不審な男が通り過ぎた。 男は周囲を警戒しながらゆっくりと返却ボックスに近づく。手にはプラスチック容器を持っている。図書館入り口は格子状
「頑張ってくれと見ていましたけど(浅田)真央ちゃん、(SPで)見事にひっくり返りました。あの子、大事なときには必ず転ぶんですね」 「日本は団体戦に出なければよかった。アイスダンスは日本にできる人がいない。(キャシー・リード、クリス・リードの)兄弟はアメリカに住んでいるんですよ。(米国代表として)オリンピックに出る実力がなかったから、帰化させて日本の選手団として出している」 「浅田さんが(団体戦に)出れば、3回転半をできる女性はいないから、成功すれば3位になれるかもとの淡い気持ちで出した。それで、見事にひっくり返ってしまった」 「その傷が残っていたとすれば、ものすごくかわいそうな話。負けると分かっている団体戦に、浅田さんを出して恥をかかせることはなかった」 「転んだ心の傷が残っているから、自分の本番の時には、何としても転んではいけないとの気持ちが強く出たのだと思いますね。勢いが強すぎて転んで
川崎市川崎区の横浜地検川崎支部で同市多摩区宿河原の無職、杉本裕太容疑者(20)=強盗や集団強姦(ごうかん)などの容疑で逮捕=が逃走した事件で、神奈川県警は9日、杉本容疑者とみられる男を横浜市泉区で発見して身柄を確保した。県警は杉本容疑者の逃走に知人が協力した可能性が高いとみて、交友関係を調べるとともに、防犯カメラの解析を進めるなどして、詳しい逃走経路の解明を目指す。 県警ではこれまで、友人20数人からの聴取を継続するなど交友関係を中心に捜査を進め、約4千人態勢で大規模な捜索を続けてきたが、確保までに2日近くを要した。 杉本容疑者は6日に逮捕され、7日午後に送検後、地検支部6階の取調室で弁護士と接見。途中でトイレに行き、腰縄を再び締めた後の午後2時15分ごろ、「腰縄が緩くなった」と訴え、50代の男性巡査部長が背後に回った瞬間、腰縄を下ろして未施錠のドアから階段を駆け降りて逃げた。 逃走直前に
2013.12.25 18:56更新 角田美代子元被告 兵庫県尼崎市の連続変死・行方不明事件で、同市内の民家の床下から遺体で見つかった谷本隆さん=当時(59)=を虐待して死亡させたとして、兵庫県警に傷害致死容疑で書類送検された事件の主犯格とされる角田美代子元被告=自殺、当時(64)=ら8人について、神戸地検は25日、いずれも不起訴とした。 地検は、美代子元被告らすでに死亡している3人を容疑者死亡により不起訴とし、元被告の義理の娘、角田瑠衣被告(28)ら5人を嫌疑不十分と判断した。「時間が経過しており、虐待の詳細や死亡原因の解明に至らなかった」としている。 8人は平成15年10月以降、同市内の元被告の自宅マンションで、谷本さんを殴ったり、ベランダに閉め出すなどの虐待を加え、翌16年1月ごろに死亡させたとして、今月6日に県警が書類送検していた。
「シナリオが自分の手を離れてから随分たつので、はるか昔のことのような気がする。でも、作品を振り返ってあれこれ考えられるのはまだ先になりそう」 28日に最終回を迎えたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」。その反響の大きさに驚く日々だ。「近所のおばちゃんや、早起きしないような若者からも『見てます』って言われたり…。とにかく、声をかけられることが半端じゃないほど多くなった」と、作者自らブームの渦中にいる。 劇団「大人計画」に参加して俳優として活躍しつつ、脚本家、放送作家、演出家、映画監督、ミュージシャン…と多彩な肩書を持つ。脚本家としては向田邦子賞など受賞歴も豊富で、テンポのいい会話と小ネタを多用したユーモラスな作品が得意。その真骨頂が「あまちゃん」だった。 出身は宮城県栗原市。ドラマ終盤では、東日本大震災に見舞われた人々の苦悩を丁寧に描いた。「主要登場人物の誰かが亡くなるという描き方もあったと思
2013.10.1 14:21更新 (蔵賢斗撮影) 9月28日の放送で完結したNHK連続テレビ小説「あまちゃん」。東日本大震災に見舞われた東北・岩手の「北三陸」を主な舞台にした物語は幅広い支持を集め、社会現象にもなった。原作と脚本を担当した宮藤官九郎さん(43)に、ドラマに込めた思いを聞いた。(三品貴志) 「(震災で)登場人物の誰かが亡くなるという描き方もあったと思う。でも、やらなかった。スタッフとさんざん話し合って、悩んだ末の結論。これ以外ないと思ったけれど、不安でした」 9月初旬の第23週から、平成23年に起きた東日本大震災と、その後を描いた。視聴者もやがて訪れる「悲劇」を知り、予感していた展開だけに、重圧も大きかったようだ。 震災当日、東京で翌日のライブの準備をしていた主人公、アキ(能年玲奈)らは、被害を伝えるテレビを呆然(ぼうぜん)と見つめる。一方、アキの親友、ユイ(橋本愛)は「北
2013.9.25 07:20更新 ジャンプによる振動が問題となっている「Zepp Namba『OSAKA』」(右手前)。左手前にあるのがクボタ本社の第1別館=大阪市浪速区(岡野祐己撮影) 関西を代表する大阪市浪速区の有名ライブハウス「Zepp Namba『OSAKA』」で、ライブ中の観客らのジャンプにより、隣接する機械大手「クボタ」の本社ビル6棟のうち2棟が大きく揺れ、同社が度々苦情を申し入れる事態になっていることが分かった。Zepp側は観客にジャンプの自粛を呼びかけることしかできない状態で、事態は平行線のまま。ライブによる振動は他の施設でも問題になっており、新たな“環境問題”になりかねない状況だ。 「縦ノリ」50m先…耐震ビルで「船酔い」 クボタ関係者などによると、最初に揺れが確認されたのは昨年4月27日夜。ライブハウスの北約50メートルにある同社第1、第2別館で「船酔いになったような
9月17~19日に東京ドームで予定されていたオペラ「アイーダ」(読売新聞社、オペラアイーダ実行委員会主催)が中止になったことが27日、分かった。関係者によると、チケットの売れ行きが低迷し、採算が取れなくなったという。 アイーダはイタリア・ベローナ劇場で100年続く野外オペラ。フルオーケストラを使い、本場の舞台装置を丸ごと持ってくる計画で、3日間で約10万人の集客を見込んでいた。 読売新聞グループ本社広報部は中止の理由として「韓国企業などで構成される実行委員会の事情によるもの」と説明している。 チケット代金は購入先のプレイガイドで全額を払い戻す。問い合わせは実行委員会事務局((電)050・5824・5141)。小澤征爾さんが本格的活動再開 長野・松本でオペラ指揮
2013.8.8 09:48更新 米カリフォルニア州のフェイスブック本社に描かれた看板と、その前に立つ従業員の影。チャックの向こう側の工場では「いいね!」マークが生産されているように見える(AP) ネット上で人気の目安となっているフェイスブック(FB)の「いいね!」やツイッターの「フォロワー」などの数を水増しするため、労働者が一日中パソコンの前に座ってクリックを続ける“捏(ねつ)造(ぞう)工場”が、バングラデシュにあった。(SANKEI EXPRESS) 英民放の調査報道番組が7日までに伝えたもので、英紙ガーディアンなど他のメディアも大きく報じている。日本でもネット上で、水増し請負が売りに出されるなど問題になっている。事業者側はこうした行為を厳しく禁じているが、疑惑の目が向けられるのは必至。その数を競う風潮にも一石を投じそうだ。1人で1000アカウント 窓に格子がはめられた狭く薄汚い部屋。
小学1年の女児にわいせつな行為をし下着などを奪ったとして、京都府警山科署は2日、強盗と強制わいせつの疑いで、京都市伏見区の会社員、出口雅也容疑者(32)を逮捕した。同署によると、「答えを考えさせてほしい」と話しているという。 逮捕容疑は1月25日午後5時半ごろ、同区の市営住宅1階の階段踊り場で、当時小学1年生の女児(7)の下半身をなめるなどわいせつな行為をしたうえ、脱がした下着と、同時に脱げたくつ下を奪ったとしている。 同署によると、出口容疑者は、下校中の女児に声をかけ、道を尋ねるふりをして現場まで連れて行ったという。女児から事情を聴いた母親が110番した。目撃情報などから出口容疑者が浮上した。
「本当は裁判なんてしたくなかった」。亡くなった村川康嗣君の母、弘美さんは判決を前にこう話した。弘美さんによると、事故後、元講師や学校から一度も十分な説明や謝罪はなかったという。裁判を続けてきたのは、「康嗣の死に向き合ってほしい」という思いからだったという。 事故当日のことは今でも鮮明に覚えている。搬送された病院に駆けつけると、我が子はベッドに横たわっていた。「何でここで寝ているんだろう」とすぐには現実を受け入れられなかったという。 事故後は「何があったのか知りたい」との一心で部員らに連絡を取り、当時の状況を詳しく聞き取った。康嗣君は意識を取り戻すことなく約1カ月後に亡くなり、弘美さんは死因の「急性硬膜下血腫」がどんな状況で起きるのか、医学的な勉強も始めた。
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