QUICや ああQUICや QUICや 詠み人知らず。QUICの実装の難しさに絶望した心境が詠まれたと伝う。 序章 2017年の7月ごろ、QUICの実装を始めました。Haskellの有名なシリアライザ/デシリアライザである binary や cereal では、バッファ操作ができないので、パケットヘッダを複雑に処理する必要がある QUIC には不向きです。そこで、Haskell HTTP/2 ライブラリから、バッファ操作の部分を切り出して、network-byte-orderというライブラリを作るところから始めました。 その矢先、上司とのミーティングでのこと: 上司「来年度開発室を立ち上げる前に、下期の半年間、現場に行って開発の現場を見てこい」 kazu「いいですけど、他のQUIC実装に遅れをとることになりますが、いいんですか?」 上司「いい。」 という訳で、QUICの開発は中断されました
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