京都アニメーションが作る今期アニメの「中二病でも恋がしたい!」(以下中二恋)が面白いです。まあ面白いというよりは和んだりにやけたりという感じではあるのですが、とにかく京アニの得意分野である繊細な表情の変化だったり細かい動きだったりが全力でキャラ萌えの方向に特化されているのも興味深いところです。 ただしストーリーはというと、タイトルにあるような「恋」の要素はなくストーリーらしきストーリーも殆ど無く、どちらかと言えば日常系に近いノリのようにも感じてしまいますし何となく薄っぺらく感じてしまうので京アニの進もうとしてる方向性に疑問を持ちがちなんですが、企画そのものを観ていくとかなり京アニが冒険しているというか思い切ったことを試みていることがわかってきています。 そんな中二恋で京アニがどういう試みをしているのかを考えてみたいと思います。 出版社を排除したアニメ作りのメリット アニメというのは、製作委
![京アニはどうして自社レーベル原作「中二病でも恋がしたい!」をアニメ化したのか? - rikio0505’s blog](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3b3a52b603b2d853fd32cf2977ca3c1a33cb9024/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fr%2Frikio0505%2F20121112%2F20121112223926.png)