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ブックマーク / kazenotori.hatenablog.com (12)

  • 「大人向けラノベ」の誕生 - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    「大人向けラノベ」あるいは「青年向けラノベ」とでも呼ぶべき作品/レーベルが、今年になって爆発的に増えている。2014年の終わりにこの流れを整理しておきたい。 大人向けラノベレーベルには二つの傾向があるように見受けられる。 まずはWeb小説の書籍化を行うタイプ。これはMFブックスやモンスター文庫、あとは微妙に新潮文庫nexなどもそうだ。nexはともかく他の二つは大人向けなのか?と疑問に思われる方もいるだろうが、レーベル自身がそう名乗っているのだから仕方がない。どうも、Web小説の書籍化を購入するのは年齢が高めの読者だというような調査結果があるらしい。 もう一つは女性向けを意識したタイプ。富士見L文庫や集英社オレンジ文庫などは特にその傾向が強い。ミステリやホラーが多いようで、特に「お店ミステリ」は流行ジャンルになっている。 前者のWeb小説タイプについては、これはアルファポリスなどが単行サイ

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  • 「All You Need Is Kill」と「オール・ユー・ニード・イズ・キル」 - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    映画版「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のストーリーは、原作「All You Need Is Kill」から大きく変わっているが、その中でも特に気になった点について述べることで、映画版の感想の代わりとする。以下、多少のネタバレがある。 最初に軽く説明しておこう。AYNIKは「ガンパレード・マーチ」や「マブラヴ オルタネイティヴ」のような異種侵攻ものの系譜に属している。人類は正体不明の怪物たちとの戦争において長く劣勢を強いられている。その戦場で主人公はタイムループに陥る。 ループものと言えば、今なら「シュタインズゲート」などが思い出されるかもしれないが、AYNIKの特徴は、シュタゲのようなパズルじみた時系列、バタフライ効果による状況の変化、といった要素に重きを置かない点にある。 AYNIKのタイムループは単純明快で、それは「斬り覚える」ための設定である。ループ中にいくら体を鍛えても、時間が

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  • いまだにラノベの長文タイトルを叩いている情弱に最新のトレンドを解説する - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    ええっ!? いまだにラノベの長文タイトルを叩いているのですか!? おっくれってるううぅぅぅ―――――――――っ!!! ラノベのテンプレを批判していたつもりが、いつのまにか自分が「ラノベ批判のテンプレ」に乗っかっていたというわけですね! …いえいえ、人は誰しも古きに安住して新しきを倦厭するもの。 あなたがいつまで経っても芸のないラノベ叩きを続けるのを責めるつもりはございません。 日、私はあなたがたに新たなるトレンドをお教えしたいのです。 そう、時代は当て字タイトル! 『禁書目録』と書いて「インデックス」と読む! 『円環少女』と書いて「サークリットガール」と読む! そんなセンスが求められているのです! とある魔術の禁書目録(インデックス) (電撃文庫) 作者: 鎌池和馬,灰村キヨタカ出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2004/04/10メディア: 文庫購入: 10人 ク

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    kommunity
    kommunity 2013/05/01
    中二病的二つ名とラノベの相性が良いてことじゃね
  • 「越境」後のライトノベル - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    以前、ライトノベルの「越境」というものが論じられたことがありました。 http://mykaze.sakura.ne.jp/mtblog/archives/2005/10/19-015207.php http://mykaze.sakura.ne.jp/mtblog/archives/2005/10/24-095536.php 解説ブームによるライトノベルの「再発見」、ライトノベルのハードカバー化戦略、ハヤカワの「リアル・フィクション」、児童文学(YA)のライトノベル化などなど、まあ例によって定義は曖昧なのですが、総じて「外」へと向かうような動きをまとめて「越境」と呼んでいたわけです。 そうした「越境」作家の代表格、桜庭一樹、冲方丁、有川浩、米澤穂信らは、みなそれぞれに「内」側から飛び出して、いまでは「外」の世界で活躍しています。 天地明察 作者:冲方 丁角川書店(角川グループパブリッシ

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  • ライトノベルのタイトルの「長文」化について - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    「〜〜記」「主人公の肩書き + 主人公の名前」 一昔前、まだ俺がライトノベルを読んでいなかった頃の作品を調べてみると、「〜〜記」や「主人公の肩書き + 主人公の名前」といったものが多いように思う。 たとえば前者であれば『アルスラーン戦記』『ロードス島戦記』『ゴクドーくん漫遊記』『十二国記』『デルフィニア戦記』など、後者ならば『無責任艦長タイラー』『魔術士オーフェン』『魔法戦士リウイ』『魔獣戦士ルナ・ヴァルガー』など。 学園ラブコメに「戦記」やら「魔法戦士」やらはつかないだろうから、ファンタジー全盛期ならではの命名と言えるかもしれない。 ロードス島戦記―灰色の魔女 (角川文庫―スニーカー文庫) 作者: 水野良,出渕裕,安田均出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1988/04メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 497回この商品を含むブログ (46件) を見る我が呼び声に応えよ獣―魔術士

  • 2009年下半期ライトノベルサイト杯の集計結果が発表されました! - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    ライトノベルサイト杯。それは、名だたるライトノベルサイト管理人たちが一堂に会し、お気に入りのラノベをとにかく布教しまくる、年に二度の一大イベント。(注:この箇所はネタですので「ほとんど読んでないけど投票したい」という方もラノサイ杯は誰でもウェルカムです) 「ラノベはどれを読めばいいか分からん」というあなた、「近頃のラノベはどれも似たり寄ったりでうんざり」と思っているあなた、「『……は××ない』っていうタイトル多すぎじゃね?」とのたまっているあなた(いや当に多いけど)、「表紙の見分けつかなさすぎワラタwww」と草を生やしているあなた、そんなことを言っていられるのもいまのうちだ! そら、ラノベの読みすぎで睡眠不足になってしまえ! と意味不明に煽ってみたところで、得票数の上位10作品を簡単に紹介してみたいと思います。ちなみに全て未アニメ化作品です。 49票『紫色のクオリア 』 紫色のクオリア

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  • 一巻で完結している面白いライトノベル(08年/09年版) - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    一巻(もしくは二巻)で完結している、面白いライトノベルを教えてください。 - 人力検索はてな というのを見かけたので、簡単に紹介してみる。ここ数年の作品限定。 『とある飛空士への追憶』犬村小六 とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い) 作者: 犬村小六,森沢晴行出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/02/20メディア: 文庫購入: 59人 クリック: 1,482回この商品を含むブログ (446件) を見る次期皇妃を乗せて翔ぶ飛空士。手に汗握る空戦。映画のようなラブロマンス。 『とある飛空士への恋歌 (ガガガ文庫)』というシリーズが出ているが、これは『追憶』の直接の続編ではない。 『死神ナッツと絶交デイズ』早矢塚かつや 死神ナッツと絶交デイズ (MF文庫J) 作者: 早矢塚かつや,夕仁出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2008/05/21メディア: 文庫購入: 27人

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  • 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』の漫画版が良すぎる件 - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 上 (単行コミックス) 作者: 桜庭一樹,杉基イクラ出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2008/03/08メディア: コミック購入: 78人 クリック: 1,942回この商品を含むブログ (98件) を見る砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 下 (2) 作者: 桜庭一樹,杉基イクラ出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2008/03/08メディア: コミック購入: 69人 クリック: 458回この商品を含むブログ (82件) を見る昨日、梅田のジュンクドー行ったんです。ジュンクドー。そしたらなんか『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』の漫画版が並んでたんです。で、よく見たらなんか作者のところに、杉基イクラ、とか書いてあるんです。もうね、アホかと。馬鹿かと。即買いしました。 原作の『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』は、直木賞作家・桜庭一樹の代表作として有名ですね。閉

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  • なぜ『涼宮ハルヒの溜息』は傑作なのか - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    http://d.hatena.ne.jp/mizunotori/20060815/1155586679#c1155740532 深海 『はじめまして。 いきなりなんですが、「溜息」の魅力について教えてください。 一応全て読んだのですが、読む前にネットでの意見を鵜呑みしてしまって・・・。』 これから回答を書きますが、まず最初に断っておくことが3つあります。 たぶん私の好みは特殊です。他の方の参考にはならないかもしれません。 いま手元に『溜息』がありません。誤りがあれば指摘してください。 超ネタバレしまくりです。まだ読んでない人はいますぐ買ってきて読みましょう。 さて、『涼宮ハルヒの溜息』といえば涼宮ハルヒシリーズの第二巻であり、SOS団が文化祭に出品するための映画撮影をするという話であり、そしてシリーズ中でもっとも人気のない巻*1のひとつでもあります。 なぜ人気がないのでしょう。すぐに思い

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    kommunity
    kommunity 2006/08/18
    暴走読んでから読みます(笑
  • 『涼宮ハルヒ』を取り巻くファンの構図 - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    元ネタ↓ http://d.hatena.ne.jp/wetfootdog/20060615/p1 ラノベ読者の立場 ハルヒ厨うぜえ 原作ハルヒ信者とアニメハルヒ信者とVIPPERの区別がつかねえ もうまとめて追い出せばいいや アニメ視聴者の立場 アニメは面白かった 原作厨うぜえ VIPPERと一緒にするな VIPPERの立場 アニメをダシにして騒げりゃいいや こんな感じかなぁとオモタ。ちょっと極端? ただでさえライトノベル板にはムラ社会的なところがあるのに、アニメからの新規ハルヒファンがライトノベル板のルールを無視してスレを乱立したりするので、それに対して怒る住人がいたり。その上、外にはハルヒ信者=ライトノベル板住人的な見方があったりして、他所でVIPPERが暴れるとライトノベル板にまで文句を言いに来る人がいたり。それでまあラ板大賞とかでごにょごにょとあったり。 ライトノベル板の中では『

    『涼宮ハルヒ』を取り巻くファンの構図 - WINDBIRD::ライトノベルブログ
    kommunity
    kommunity 2006/07/13
    去年辺り中古で憂鬱を買い、アニメ始まってから全巻揃えた俺はアニメ信者でいいんでしょうか
  • ウィンドバード::Recreation - なぜ『涼宮ハルヒの消失』は傑作なのか

    http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20060526/1148570661の続きみたいなエントリ。だから、前のエントリを読んでから、このエントリを読んでほしいな。強制はしないけどね。あと、当然ながらネタバレ全開ですよ。 前回のエントリで言いたかったことを一言にすれば「ハルヒを分析するんじゃなくてキョンを分析しようぜ」ということだったのだけども。そういうわけで、『涼宮ハルヒ』シリーズの主人公・キョンの話。 キョンは何者か。これも一言にできる。「物語に入った読者」だ。 『涼宮ハルヒの憂』の冒頭にあるように、キョン=読者の思考というのはこういうものだ。「物語の中に入りたい。しかし、主役にはなるのは怖い」。たとえばそれは、「三国志の英雄たちの中で誰になりたい?」と問われて「諸葛孔明!」と答える心理だ。戦場で戦うのは怖いので、安全なところから戦いを観察していたい……と

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  • アニメを観て原作を読みたくなった人のための『涼宮ハルヒ』講座 - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    アニメが始まったそうです。私はまだ観ることができませんが、なかなか賛否両論だったみたいですね。アニメを観て原作に興味を持った人も多いのではないかと思われます。 ちなみに、初回に放送された(らしい)『朝比奈ミクルの冒険 Episode00』は作中に登場する自主制作映画を忠実に再現したものなので、「絵がおかしい」「声優が下手」などと非難するのはナンセンスです。 さらにちなむと、SOS Dan web siteのデザインがめちゃくちゃなのは、作中に登場する「SOS団のサイト」を忠実に再現しているからです。 閑話休題。 このエントリでは、「原作を読みたいんだけど、どういう作品なの? おもしろいの?」という人のために、『涼宮ハルヒ』シリーズ(以下、『ハルヒ』)を、主観を大量に交えて紹介していきたいと思います。まあ、痛めの信者による勢い半分ネタ半分のエントリと思って、気楽に読んでください。 参考→ke

    アニメを観て原作を読みたくなった人のための『涼宮ハルヒ』講座 - WINDBIRD::ライトノベルブログ
    kommunity
    kommunity 2006/04/06
    一巻だけ読んだのは間違いなのか?
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