埼玉県は21日、同県熊谷市拾六間のスーパー内の総菜店「でりしゃす籠原店」で、腸管出血性大腸菌O(オー)157による食中毒が起きたと発表した。5歳の女児が腎臓の機能が低下する溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症し、意識不明の重体になっている。 熊谷保健所は同店を営業する「フレッシュコーポレーション」(群馬県太田市)に同日から3日間、同店での営業停止を命じた。埼玉県食品安全課によると、7~8日に同店が販売したポテトサラダを食べた客のうち、4~60歳の男女計8人が下痢や腹痛などを訴え、6人の便からO157が検出された。重体の女児を含め、3人が入院中。男児(4)と女性(60)は回復に向かっているという。