小諸市は今月、無線通信を活用して遠隔で上水道使用量の検針をする「スマートメーター」に関する実証実験を行う。実際の使用量は計測しないが、各家庭の水道メーターのボックスに発信機を設置して電波を飛ばし、通信精度などを検証する。スマートメーターの導入について、市は未定としているが、実現すれば、検針員の戸別訪問を省けるなど効率化が図れると期待している。 県外の10カ所ほどで、実証実験を実施または準備を進めている通信事業などのミライト・テクノロジーズ(大阪府)と、センサスジャパン(東京)との共同研究。 水道のスマートメーターは、各家庭のメーター内の発信機が水道使用量のデータを無線で飛ばし、基地局を経由して市役所などに伝える仕組み。検針の効率化のほか、漏水の早期発見、水道の使用状況に基づいた高齢者の見守りといった分野でも活用が期待されている。 実証実験は18〜20日、小諸、佐久、東御各市にまたがる御牧ケ
佐久地域の料理人やフードコーディネーター、家具職人らが、野外での結婚式を中心としたパーティーの企画、開催を専門に請け負う有限責任事業組合(LLP)の設立を計画している。昨年、知人らの依頼で3組の結婚パーティーのプロデュースを経験、需要は高いとみた。東信地方を中心に展開する予定だ。 中心となっているのは、イタリア料理人で小諸市地域おこし協力隊員の鴨川知征さん(43)と北佐久郡軽井沢町の結婚式会場などで活動するフードコーディネーターの大崎純さん(45)、小諸市で家具製作所を営む南沢征志さん(39)ら。2015年8月、共通の知人が同市と群馬県嬬恋村境の高峰高原で企画した野外パーティーで、料理や会場設営を手掛けたのがきっかけだ。 出席者がパーティーの写真を会員制交流サイト(SNS)に投稿。偶然見たカップルから人づてに「こんな結婚式をやりたい」との依頼が相次ぎ、「それぞれの専門分野を生かせば格好
小諸厚生総合病院再構築を含むまちづくり構想への財政支援を羽田国交相(中央)に要請する柳田小諸市長(右)=17日午前10時すぎ、国交省 小諸市の柳田剛彦市長は17日午前、国土交通省で羽田雄一郎国交相と会談し、県厚生連小諸厚生総合病院や新市庁舎、図書館を現市庁舎敷地一帯で併設する方針を明らかにした。中心市街地に主要施設を集めるコンパクトシティーを形成する施策として取り組み、国の財政支援も得て進める考え。施策を所管する国交相に協力を求めた。同日午後には阿部守一知事とも県庁で会談して協力を要請した。 柳田市長は4月の市長選で、芹沢勤前市長が進めた併設案に慎重な市民らの支持を得て、市民の意向を問い直すことを公約していた。目指していたアンケート実施を中止し、最終的に併設案に行き着いたことについては市民から厳しい声も上がりそうだ。 会談は冒頭を除き非公開。出席者らによると、国交省側は、二酸化炭素(C
県林務部は31日、北佐久郡御代田町の国有林内で28日に採取した野生キノコ「ショウゲンジ」から、国が定める一般食品の1キログラム当たり基準値(100ベクレル)を超える630ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。県は同日、同町内ですべての種類の野生キノコを対象に、採取と出荷、摂取を自粛するよう同町などに要請した。 野生キノコについては、県の検査で昨年10月に佐久市で採取したチャナメツムタケから当時の暫定基準値500ベクレルを上回る1320ベクレルを検出している。 今回の検査は、市民が持ち込む食材を調べる佐久市の検査で、22日に持ち込まれた御代田町の野生キノコから、350ベクレルを検出したことを受けて実施した。 県環境保全研究所(長野市)で31日に調べ、ショウゲンジから放射性セシウム134を1キログラム当たり210ベクレル、同137を420ベクレル検出した。 同部は東京電力福島第
子供を持って父親になると、主要な男性ホルモンである「テストステロン」が少なくなるとの研究結果を、米国とフィリピンの研究チームが12日、米科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。子育てに関わる父親“イクメン”ほど、テストステロンが少ないことも判明。チームは「パートナーを得るまでは男性ホルモンが多いが、父親や子育てといった役割では分泌が抑制されるようだ」としている。 チームは、フィリピンに住む約620人の20代男性を5年近く追跡、唾液に含まれるテストステロンの量を調べた。 主なニュース 最近の記事 フランス核施設で爆発5人死傷 放射性物質漏れなし (09/12 23:56) JR北海道社長が行方不明 自宅に遺書、札幌近郊に車 (09/12 23:33) 枝野経産相が就任 可能な原発は再稼働 (09/12 23:24) 福島県でキノコ狩り全面禁止も セシウム検出で厚労省検討(09/12 22:
東日本大震災発生時に福島県の東京電力福島第1原発で働いていた30代男性=福島県富岡町=が21日、避難先の小諸市内で取材に応じた。「耐震強度は万全」と説明されてきた原発が受けた被害の大きさを目の当たりにし、「ただ『怖かった』の一言」と疲れ切った表情で語った。 男性は、原発内の電気系統などを受け持つ東電の下請け会社に勤務。11日は4号機の建物の1階東側廊下で作業をしていた。「(原発内では)普段は震度3程度の地震は気付かないことが多いが、今回は立っていられなかった」。電気が消え、夢中で壁に張り付いた。 「至急退避」の館内放送が流れ、非常用電源でうっすらと明かりがついた廊下を走った。5分ほどで脱出できたが、見渡すと建物の壁が崩れたりしていた。津波の危険を感じ、海に目を向けると「海面はいつもより低く、黒っぽく見えた」。 男性はその日のうちに地元に住む親族らと合流、複数の避難場所を経て15日、1
長野、群馬両県にまたがる浅間山麓の市町村などが、標高2千メートルほどの高峰高原を中心に高地トレーニングエリアの整備を構想している。首都圏から2時間半程度というアクセスの良さや30分ほどで小諸市の県厚生連小諸厚生総合病院に行ける安心感をPR。実業団や大学の駅伝チームなどを誘致し、地域の活性化につなげる考えだ。今月から、実現に向けた課題の洗い出しなどを進める。 エリアは小諸、東御両市、北佐久郡軽井沢、御代田両町、群馬県嬬恋村などを想定。小諸市街地から高峰高原に上る市道チェリーパークラインや、同高原と池の平湿原をつなぐ標高2千メートル前後の「湯の丸高峰併用林道」などを活用する。 県境の高峰高原ビジターセンターを休憩所などに使うほか、嬬恋村の民有地に1周400メートルのグラウンドも整備する考え。標高2千メートル級のグラウンドは全国的にも珍しい。同村内の1周1キロ余りの林道も周回コースとして活用
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