やはり、器のデカイ大将というのはカッコいいものです。 日本代表監督時代には無能監督のレッテルを貼られ、解任デモまで起こされたジーコ氏が、欧州で快進撃を続けています。2006年にフェネルバフチェの監督に就任すると、初年度はチグハグな部分も見せ「見習い」などと揶揄されつつもリーグ制覇、そして2007-2008シーズンではリーグ戦はもちろん優勝争いを続け、さらに欧州チャンピオンズリーグではベスト8に進出するなど、まさに欧州に旋風を巻き起こしています。 もちろんこれは監督1人の手柄ということではなく、予算規模や補強などクラブの努力、選手たちの能力、さまざまなものの積み重ねによるものでしょう。しかし、その旋風の中心にジーコ監督が居るのは確か。優秀なブラジル人選手を呼び寄せ、掌握することも監督の人間力だとするなら、やはりこの快進撃はジーコ監督あっての賜物。もはや、無能監督か名将かなどという議論は必