CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。
書店員との対話で、メール技術書の不足に気づく 増井氏は技術士として関連知識の教育を提供するとともに、プログラマーとしても活躍している。ネットワークや情報セキュリティの分野でテクニカルエンジニアとしての役割を果たし、情報処理技術者試験やビジネス数学検定1級などの資格試験にも多数合格。ソフトウェア開発では、ビジネス、数学、ITを融合させ、コンピュータの効率的かつ正確な使用法を支援している。 教育の一つとして本を執筆する活動もしており、『Obsidianで“育てる”最強ノート術』(技術評論社刊)『1週間でシステム開発の基礎が学べる本』(インプレス刊)『「技術書」の読書術』『図解まるわかり セキュリティのしくみ』『図解まるわかり プログラミングのしくみ』(翔泳社刊)など多数の書籍を執筆。個人でも同人誌づくりをしたり、シェア型のリアル書店で自身の書籍を販売したりするなどの活動も行っている。 増井氏は
クラウドのコスト削減は、今も昔も、多くのエンジニアにとって悩みのタネだ。2月1日に開催された「第1回 AWSコスト削減 天下一武道会」に、オンラインと現地参加を合わせて3,600名以上の申込があったことからも、関心の高さが伺える。そこで本記事では、イベントレポートを通じて、クラウドコストを削減する上で重要な考え方と、エンジニアがどのようにしてコスト削減に取り組んだかを紹介する。 100社のコスト診断から見えてきたもの まずは株式会社DELTA 丹 哲郎氏による「100社のコスト診断から見えてきた、コスト削減の王道とケモノ道」の内容を紹介する。 株式会社DELTA 丹 哲郎氏 株式会社DELTAは、CTOのための技術支援サービスを提供する企業。なかでもインフラコスト削減サービスは、削減額に応じた費用を支払う成果報酬型で、発注する側から見れば実質無料というユニークなサービスだ。2022年の創業
近年急速に注目を浴びている「Platform Engineering」。本連載ではPlatform Engineeringとは何か、そのメリットについて解説します。第1回は、Platform Engineeringとは何か、そして注目されている背景について紹介します。 はじめに みなさんはPlatform Engineeringという言葉を聞いたことはありますか? 近年急速に注目を浴びつつある技術分野で、Gartner社による2024年の戦略的技術トレンドTop10[1]に入るなど、非常に期待されている考え方です。技術トレンドの多くがAI関連の技術に占められる中でも存在感を発揮していることからも、その関心が伺えます。 では、このPlatform Engineeringとは、一体どのような考え方で、どのようなメリットをもたらしてくれるものなのでしょうか? 本連載では、Platform Eng
現在翔泳社では、IT領域を担当する書籍とWebメディア(CodeZine)の編集者をそれぞれ経験問わず募集しています。これらIT領域の編集は、ITエンジニアに寄り添いながら技術を伝えていく仕事。まさに、ITエンジニアなどIT業界での経験が活かせるフィールドです。今回は書籍編集部第一課の編集長である山本智史さんと、CodeZineの編集長である近藤佑子さんに、書籍とWebメディアの違いや編集者像、仕事内容などを尋ねます。転職活動中の方に参考にしていただければ幸いです。 山本智史(やまもとさとし) 翔泳社 書籍編集部第一課 編集長 2016年入社。ゲーム会社のプログラマーから編集者へ転職し、2022年4月から編集長に。プログラミングやサーバー、ゲーム開発などの専門的な技術書を担当している。編集担当書籍に『ゲームプログラミングC++』(2018年)『DirectX 12の魔導書』『ゲームメカニク
本連載ではKubernetesの簡単な説明からはじまり、開発者の方にとってKubernetesを利用することで何が嬉しいのか、どのように開発フローが変わっていくのかについて、イラストを交えながら紹介します。今回は、Kubernetesとは何か、どんな特徴があるのかについて解説します。 はじめに はじめまして。サイボウズ株式会社のあおい(@_a0i)です。最近Kubernetesという単語を聞くシーンが増えてきましたよね。もともとインフラに関わっていなかった開発者の方でも、身近で聞くことが多くなってきたのではないでしょうか。 しかし、「最近Kubernetesについてよく聞くけれど、なんだろう?」「Kubernetesを使ってみたいけれど難しそう、どこから始めればいいかわからない」こう言った悩みを抱えている方もいると聞いています。本連載ではKubernetesの簡単な説明からはじまり、開発者
エンジニアがこの1年間で読んだ、最もおすすめしたい本を決める「ITエンジニア本大賞 2022」(主催:翔泳社)のプレゼン大会が2月17日(木)に開催。視聴者投票によって技術書部門は『達人プログラマー 熟達に向けたあなたの旅(第2版)』、ビジネス書部門は『プロダクトマネジメントのすべて』が大賞に選ばれました。 2月17日(木)に開催された「ITエンジニア本大賞 2022」の大賞を決めるプレゼン大会には、一般投票で技術書部門とビジネス書部門のベスト3にランクインした本が進出しました(「Developers Summit 2022」内にて開催)。 技術書部門 1日1問、半年以内に習得 シェル・ワンライナー160本ノック(上田隆一他、技術評論社) 機械学習を解釈する技術~予測力と説明力を両立する実践テクニック(森下光之助、技術評論社) 達人プログラマー 熟達に向けたあなたの旅(第2版)(David
TypeScriptは近年JavaScriptに代わってWebフロントエンド開発で利用されているプログラミング言語です。TypeScriptは開発生産性および開発者体験に優れていることから、開発現場で広く採用されています。TypeScriptを学ぶことは、今後のWebフロントエンド開発では、ほぼ必須といって良いでしょう。この記事ではTypeScriptを使うメリット、ならびに「TypeScript Deep Dive 日本語版」を活用してTypeScriptを短期間で学習する方法を紹介します。 はじめに 筆者はSIer出身のITエンジニアです。ゲーム開発会社などを経由して現在は一般企業でエンジニアとして勤務しています。はじめてTypeScriptの重要さを知ったのは、2018年ごろに「TypeScript Deep Dive」を読んだときでした。そして、今後必ず多くの人に役立つと考え、オリ
本連載は、最新のソフトウェア開発の課題点を解決する手段であるフィーチャーフラグ(Feature Flag)について、概要や導入方法、ベストプラクティスを説明します。前回は、フィーチャーフラグに関する一般的な解説をしました。今回は、フィーチャーフラグの導入方法やその比較、運用に関するベストプラクティスを説明します。 対象読者 前回の記事を読んでフィーチャーフラグに興味を持った方 フィーチャーフラグをプロダクト開発に導入してみたい方 フィーチャーフラグに関する実践的な内容を学びたい方 フィーチャーフラグシステムを実際に使ってみる まず、フィーチャーフラグの導入方法や一般的な機能についてイメージを掴むために、実際に使ってみます。今回はフィーチャーフラグシステムとして、Firebaseのプロダクトの1つであるRemote Configを使用します。Remote Configを選んだ理由は、比較的機
READYFOR株式会社 VP of Engineering 伊藤博志氏 みんながやりたいことに取り組んでいるエンジニア組織を作りたい 伊藤氏は新卒で、外資系の証券会社ゴールドマン・サックスにエンジニアとして入社した。ゴールドマン・サックスは、基本的には自社のエンジニアがシステムを全部内製しており、伊藤氏は会計アプリケーションの開発に10年間携わった後、ゴールドマン・サックスで開発しているオープンソースライブラリのプロジェクトリードをしていた。 「僕はゴールドマン・サックスがすごく好きだったんですよ。なぜかというと、エンジニアにとってすごく働きがいのある組織だと思うんです」と伊藤氏は言う。伊藤氏はそこで12年エンジニアとして働いていたが、やがて「ゴールドマン・サックスのような強いエンジニア組織を自分で作りたい」と思い、スタートアップの世界に飛び込んだ。フィンテック系の企業2社で働いたのち、
GitOpsとは、分散バージョン管理システムであるGitを使用して、全てのアプリケーションとインフラストラクチャの望ましい状態を宣言的に記述し、管理する手法で、継続的デリバリーを実現する一つのモデルです。本連載では、GitOpsを活用した継続的デリバリーやプログレッシブデリバリーについて紹介します。第1回では、GitOpsの概要やメリット、GitOpsを実現するソリューションを紹介します。 はじめに 本連載はソフトウェアデリバリーにおける継続的デリバリー・プログレッシブデリバリーについての連載で、以下の3つの記事で構成されています。 第1回となる本記事では、継続デリバリーについての概要、話題となっているGitOpsは何か、どんなメリットがあるのか、現在のGitOpsソリューションについて紹介します。 第2回では、プログレッシブデリバリーの解説と各ソリューションの紹介・比較について説明します
データベースのデータ・モデルは解決したい問題に合わせて使い分けることができ、昨今ではドキュメントやグラフなどのリレーショナル以外のモデルも注目されています。また、トランザクション系が生成した大量のデータをリアルタイムで分析するというような、性質の異なるワークロードを扱うことも求められています。これら性質の異なるデータ・モデルやワークロードを扱うにはどのような実装が必要でしょうか。この連載では、開発者の皆様がシステム・アーキテクチャやアプリケーション・コードをより洗練させるのに役立つデータベース・マネジメント・システム(DBMS)の基本を振り返り、実装に合った技術の組み合わせを解説します。 第1回はデータベースにアクセスするAPIで最も広く使われているSQLという言語の実行モデルを再確認します。なぜこの言語がリレーショナル・モデルのみならず他のデータ・モデルに対しての操作にも使われるようにな
本連載は、最新のソフトウェア開発の課題点を解決する手段であるフィーチャーフラグ(Feature Flag)について、概要や導入方法、ベストプラクティスを紹介します。第1回は、フィーチャーフラグとはなにか、どのようにしてプロダクト開発を変えていくのか、そのメリットと導入の際の懸念点を説明します。 はじめに 本連載はフィーチャーフラグについての連載です。最新のソフトウェア開発の課題点を解決する手段であるフィーチャーフラグに焦点をあて、フィーチャーフラグとは何なのか、どういった機能を提供するのか。フィーチャーフラグのメリット・デメリットを、具体例を使って詳細に説明します。また、導入前に考慮すべきことや、フィーチャーフラグの実装、サービスの選定の際の注意点、効率よく、かつ継続的に使用していくためのベストプラクティスも併せて解説します。さらにはサードパーティー製のフィーチャーフラグサービスの比較を行
新型コロナウイルス感染症の拡大から丸1年がたった今でも、多くの人が在宅勤務をしている。そんな中で、「人とコミュニケーションがとりづらい」「働き詰めで、息抜きや気晴らしがしづらい」「体調のことを上司や同僚に相談しづらい」といった悩みや心身の不調を抱える人も少なくないはず。特に、「ITエンジニア」は国内でメンタルヘルスリスクが高い職業の1つとされている。そんなエンジニアが少しでも息抜きのコツをつかめるように、今回はIT企業を複数担当している産業医の鈴木裕介さんに、エンジニアのためのメンタルヘルス・マネジメントの方法を伺った。 ITエンジニアはメンタルに不調を来しやすい職業? ――まずは鈴木さんの医師としてのご経歴を簡単に教えてください。 現在は秋葉原で内科と心療内科のクリニックを運営しつつ、複数の企業の産業医も務めています。もともとは畑違いである放射線科の医師をやっていたのですが、なかなか仕事
2020年2月に始まった、シスコシステムズの新しい認定「DevNet認定プログラム(以下、DevNet認定)」。DevNet認定は、ソフトウェア開発者、DevOpsエンジニア、自動化のスペシャリスト、およびその他のソフトウェアプロフェッショナルスキルを認定するプログラムだ。ネットワーク機器ベンダーとしてのイメージが強いシスコがなぜ、このような認定資格を作ったのか。DevNet認定の特徴や取得するための勉強方法、さらには取得することでどんな学びが得られるのかなどについて、取材を基に明らかにしていく。 DevNetはインフラの世界とアプリ開発の世界の架け橋 2020年2月24日、シスコシステムズは新しい技術者認定資格「DevNet認定」をスタートさせた。DevNetは2014年から同社が運営しているネットワークプログラマビリティやSDN技術を取得、サポートするためのプログラムとして始まり、今で
ヤフーのPrivate PaaS、KaaS、スタディストのTeachme BizにおけるSREの取り組み SRE(Site Reliability Engineering)は、サービスやインフラの信頼性にまつわる多くの課題を、ソフトウェアの力で解決していこうとするアプローチとして注目を集めています。企業にとって、ITシステムがビジネスに大きなインパクトを与えるようになった現在、多様なシステムの「信頼性」を確保し、高めていくための取り組みは重要性が増しています。今回、ヤフーでSREに向けた取り組みを続けている水落啓太氏、増田彬氏と、スタディストで開発部副部長兼SREを務めている北野勝久氏に、それぞれの企業で、どのようにSREに取り組んでいるのか、今後SREの領域で注目すべきテーマは何かについて語ってもらいました。 Private PaaS、KaaS、B2B SaaS……それぞれのSREの役割
漫画でWeb技術が身につく「わかばちゃんと学ぶ」シリーズの著者である湊川あいさん。彼女はこれまでのキャリアにおいて、積極的にアウトプットを続けることや人に教えることを大切にしてきた。書籍の執筆はもちろん、各種カンファレンスやオンライン講義への登壇、SNSでの情報発信などを精力的に行ってきたのだ。湊川さんがこうした活動を続けられた理由を、前後編の2回に分けてお届けする。後編では、自分の得意分野を見つける方法や人とのつながりを広げていく手段、コロナ禍の状況下において上手にアウトプットし続けるための知見について伺った。 得意分野をどうやって探し出す? ――前編に引き続き後編でも、積極的にアウトプットを続けるための秘訣を伺わせてください。世の中には、何かをアウトプットしたいけれど、自分自身の得意分野や楽しんで取り組める領域がわからない方もいらっしゃいます。どうすれば、そういった領域を見つけられるで
漫画でWeb技術が身につく「わかばちゃんと学ぶ」シリーズの著者である湊川あいさん。彼女はこれまでのキャリアにおいて、積極的にアウトプットを続けることや人に教えることを大切にしてきた。書籍の執筆はもちろん、各種カンファレンスやオンライン講義への登壇、SNSでの情報発信などを精力的に行ってきたのだ。湊川さんがこうした活動を続けられた理由を、前後編の2回に分けてお届けする。前編では、書籍を執筆するようになった経緯やモチベーション維持の方法、人に教えるという行為の意義について伺った。 初心者だからこそ、初心者の目線に立って伝えられる ――湊川さんは、何をきっかけに書籍を執筆するようになったのですか? 私はもともと、ある企業のWebデザイナーとして働いていました。会社員を続ける傍ら、メディアプラットフォームのnoteに「マンガでわかるWebデザイン」という漫画を掲載していて。半年間ほど投稿を続けてい
翔泳社が運営するソフトウェア開発者向け専門メディア「CodeZine」は、6月1日に開設15周年を迎え、コンセプトのアップデート、サブメディア「ProductZine」の開設、ロゴデザインの刷新といったリニューアルを行いました。あわせてCodeZineの新編集長に近藤佑子が就任したことをお知らせします。 コンセプトのアップデート CodeZineは、2005年6月に正式オープンしたソフトウェア開発者向けのWebメディアで、現在11ある翔泳社のWebメディアのうち最も歴史が古いものです。2020年6月には15周年を迎え、コンセプトを「開発者のための実装系Webマガジン」から「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」へとアップデートしました。ソフトウェア開発の現場で役立つテクニカルな情報に留まらない、読者自身のスキルアップと、現場での課題解決の両方に対して貢献できるような情報を届けるメ
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