STAP細胞の論文問題で、小保方(おぼかた)晴子氏(30)の不正を認定した理化学研究所の調査委員会で委員長を務めていた石井俊輔・上席研究員が25日、辞任した。自身の論文に、小保方氏が批判された手法と同じ、画像の切り貼りが発覚。石井氏は「10年前なら許された」と釈明したが、小保方氏を「研究不正」と指摘した調査委トップが同じ疑惑を持たれる泥沼の展開。小保方問題を再調査するかの判断も、延期は確実だ。 小保方氏の論文を調べる石井氏に飛び火した「切り貼り」疑惑。発覚の経緯も小保方氏と同じ、インターネットでの告発だった。 24日、科学ライターのブログに「石井氏が責任者となっている論文に疑義があるとして、匿名の方に相談された」との情報が掲載。石井氏はすぐに研究室のホームページ(HP)で、画像を切り貼りして文章の説明の順番通りに入れ替えていたことを認めた。委員長就任後、メールが寄せられたことで、「いくつか