米国の北朝鮮に対する金融制裁強化によって、北朝鮮で製造されたドル、人民元、円の偽造紙幣の海外への流通が困難になっている一方で、北朝鮮内部や中朝国境地帯では偽造紙幣が溢れていると産経新聞が12日、非政府組織(NGO)の調査結果を引用して報じた。 日本のNGO、「救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク(RENK)」は、今年4月に会員を派遣し、平安南道、咸鏡北道、咸鏡南道、黄海南道に住む30~60代の5人を対象に偽造紙幣に関する聞き取り調査を実施した。 この)調査を担当したRENKの会員は中国を出国した後、調査結果をまとめ発表した。 この調査によると、中朝国境地帯で麻薬取引を行っていた30代の密輸業者の男性は、日本円にして61万円を受け取ったが、後にすべて偽造紙幣であることが分かった。麻薬取引は現金と現物がその場で交換されるため、現場で偽造紙幣を判別することは極めて難しい。また、韓国に定
全盛期の2001年に吉林省延辺の朝鮮族自治州公安は、自分たちが摘発した密輸自動車が1万6000台を超えたと発表したことがある。その中には、ファン氏が仲介をした車も多い。 「私はわが国(北朝鮮)で作った阿片や麻薬も渡したことがある。しかし、ニセドルだけはしてないよ。それより、中国の黒社会(犯罪組職)にどんだけやられたか…」とファン氏は語る。 密輸は深夜、一瞬にして行われる。受け取ったドルの札束を肉眼で確認するのは至難の技で、中国産の偽造ドル鑑識機で一応真偽を判別する。 2001年、彼は一度に5万ドルの偽装紙幤をつかまされたことがある。鑑識機でちゃんと確認したのだが、昼間に事務室でもう一度見てみると、五つの束がすべて同じ番号だった。悔しかったが、やられた後でどうしようもなかった。 一部は中国にまた密かに渡したが、その多くの量をすべて処理することはできなかった。外国に出入りする外交官の友達に訴え
米下院外交委員会のグレゴリー・ミークス議長(KEN CEDENO/POOL/AFP via Getty Images)
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