福島第一原発事故を受けて自然エネルギーに注目が集まる中、仙北平野の農業水路を活用し小水力発電の施設を作るプロジェクトが始動している。仙北市の劇団「わらび座」が中心となり、産官学の協力で事業化に向けた調査を進めており、来年には水車1基を設置して実証実験に着手する予定だ。同劇団の長瀬一男さん(58)は「課題は多いが、エネルギーを地産地消できるようにしたい」と意気込んでいる。 わらび座は東日本大震災の発生以降、学校などの団体客からキャンセルが相次ぎ、観客が約2割減った。電力の大口使用者のため、節電も重い負担になった。 そこで経費削減や電力確保の担当者になった長瀬さんが目をつけたのが、劇場の目の前を流れる玉川。「玉川から仙北平野に注ぐ農業用水を小水力発電に利用できないだろうか」 仙北平野は仙北、大仙両市と美郷町の2市1町にまたがり、年に約12万トン前後の米を生産する県内有数の稲作地域だ。仙北平野土
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く