島津製作所が7日発表した2018年4~6月期(連結)は、純利益が前年同期比79・2%増の43億円と大きく伸びた。主力の計測機器や産業機器が好調で、売上高と利益のいずれも第1四半期の最高額を更新した。 売上高は13・0%増の856億円。ガスクロマトグラフなどの計測機器の販売が中国で拡大し、欧米でも化学や食品向けで液体クロマトグラフが好調だった。産業機器は、需要旺盛な半導体製造装置向けでターボ分子ポンプが大きく伸びた。 本業のもうけを示す営業損益は医用機器と航空機器が前年同期に続き赤字となったが、計測機器などの海外売り上げ拡大で利益が伸びたほか、円安で推移したため為替差益も計上。経常利益は83・0%増の65億円だった。 【 2018年08月07日 22時34分 】