日本でも有名な中国典故に「孟母三遷の教え」がある。聖哲・孟子の母は、息子の教育環境を最良のものとするために、引っ越しを続けたという話だ。母親が変えた環境のひとつは、牛や豚を解体する屠殺場の近隣宅。息子は動物を殺す真似をして遊ぶようになったのを見て、母親は「相応しくない」と次なる住まいを探したという。 こうした先人の知恵を示す典故と相反する教育が、現在の共産党政権下の中国の子どもたちに施されている。 中国の湖北省巴東県のある幼稚園は1月19日、「基礎教育」の一環として、園児約600人に向けて豚の解体作業や一部の器官の紹介を行った。この教育が子供の成長に悪影響を及ぼすとして、市民から批判が殺到している。 ネットに投稿された関連映像から、白衣を着た幼稚園の園長らは、ベンチの上に載せられている豚を解体し、首を切り落とし、取り出した腸などを手に持ちながら説明したりしているのがわかる。 中国メディア新
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