19日午前6時頃、富山県南砺市高儀のJR城端線の長源寺踏切内で、砺波市鷹栖の無職男性(79)の軽乗用車が脱輪し動けなくなり、10分後に来た城端線の列車と衝突した。 けが人はなかったが、城端線は約3時間運休し、センター試験会場に向かう受験生らの足に影響が出た。 南砺署の発表によると、男性は踏切内で対向車とすれ違う際にブレーキを踏んだところ、凍結した路面でスリップして左前輪が脱輪した。衝突時は車から離れており無事だった。衝突したのは高岡発城端行き普通列車で、運転士が車に気付きブレーキをかけたが間に合わなかった。乗客2人、乗員2人にけがはなかった。 現場は、城端線高儀―福野間の踏切。列車は軽乗用車を押しつぶし、踏切から約50メートル先で止まっていた。踏切の非常ボタンは押されていなかったという。 JR西日本金沢支社によると、計10本が全線または区間運休し、上り列車2本が最大約3時間半遅れ、約200