なんとなく目の当たりにした日常の光景。他の夫婦のことであり全く関係はない。しかし、なんとなく切なくなって愚痴ってみたい。 介護施設に入所している義母に着替えの洋服を持っていく。定期的な休日の日課。 介護施設には、衣類を洗濯してもらえる有料のサービスがある。洋服のデザイン、素材、洗濯のマークは、度外視され衛生面と時短が常に最重要視される。 大型の洗濯機に大量の洗剤と漂白剤、素材を分別せずに衣類が投入される。 そして、色褪せて、小さな毛玉がデザインされた洋服へとリニューアルされてしまう。 介護施設を責めるつもりはない。前提にある当たり前の優先度。クリーニング屋にお願いしているわけではないのだから。 それでも、定期的にファッションセンターしまむらに出向き、季節の洋服を買い揃えて持っていく。無駄な悪あがきではあるが承知している。個人的なプライド。義母はおしゃれが好きだから。 洋服を作ってくれている