ニカラグア・マナグア(Managua)の病院で磁気共鳴画像装置(MRI)を操作する医療従事者(2009年3月10日撮影)。(c)AFP/Miguel ALVAREZ 【2月25日 AFP】人間は「利己的な遺伝子」を持った生き物かもしれないが、たとえ「身を削る」ことになっても他者と分かち合うことで満足感を得られるとする研究結果が、24日の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。 カリフォルニア工科大学(California Institute of Technology)の研究チームは、男性ボランティア20組を対象に実験を行い、磁気共鳴画像装置(MRI)を使って、食べ物、お金、好きな音楽といった好ましい「報酬」に反応する2つの脳の領域を観察した。 ■片方は「金持ち」、片方は「貧乏」な実験 ボランティアはまず30ドルずつを与えられた後、各組ごとにくじ引きを行い、2人のうちの片方がボーナ