ブックマーク / gendai.media (19)

  • 「美術館で絵を見ても、何が素晴らしいのか分からず、すぐ解説を読んでしまいます」というお悩みに、画家・横尾忠則が出した答えとは?(横尾 忠則)

    「美術館で絵を見ても、何が素晴らしいのか分からず、すぐ解説を読んでしまいます」というお悩みに、画家・横尾忠則が出した答えとは? 僕に、人様(ひとさま)の人生相談にのって、答える資格なんてありません。 ただ言えるのは、流れずに滞った水は、その場でじわじわと腐っていくということです。そして、それは悩みも同じです。悩みとは、心のなかに溜まってできてしまった澱(おり)のようなもので、それを吐き出せば悩みの大部分は解決します。 ですから、今回、僕の役割は、ある種の無責任さを持ちながら、人の悩みという汚染物を掻き出して、流してあげることでした。 僕の答えが、万人に当てはまるものだとは思いません。違う人に相談したら、きっとまったく違う答えが返ってくるでしょう。 『老いと創造――朦朧(モーロー)人生相談』というで、僕が質問に回答したのは、たまたま僕のところに届き、たまたま僕が答えたものです。ぜひ、「例え

    「美術館で絵を見ても、何が素晴らしいのか分からず、すぐ解説を読んでしまいます」というお悩みに、画家・横尾忠則が出した答えとは?(横尾 忠則)
  • 古代ギリシアの古典を100倍楽しむための「意外なコツ」とは?(高津春繫)

    古典を理解するには、その作品が書かれた時代のことを知っている方がいい。日からもっとも遠い西洋・古代ギリシアの作品となれば、なおさらだ。ギリシア神話、ホメロスの叙事詩、キケロの雄弁術などが生まれた時代を知るうえで、わたしたちが押さえておくべきことは、「音声の文化」かもしれない。(この記事は、『ギリシア・ローマの文学』を抜粋・編集したものです) どこの国の文学にもしきたりというものがあって、これを無視してはその文学は理解できない。外国の文学の評価鑑賞にあたって、このしきたり、伝統、環境を知らないために、間々見当違いの批評や解釈が行なわれることがある。これは現代の場合でもそうであるから、ギリシアやローマのように古い時代の遠くはなれた民族の文学においては、最も留意してこの誤りを犯さぬようにしなくてはならない。 われわれ日人にとって、いちばんわかりにくいのは、ギリシア・ローマの文学が何よりも先に

    古代ギリシアの古典を100倍楽しむための「意外なコツ」とは?(高津春繫)
  • 【独自】特捜部が追い込む「三浦瑠麗の夫」弁護士はあの統一教会弁護人だった!《肉声入手》(現代ビジネス編集部) @gendai_biz

    「なぜ10億円の出資を受けたのか?」 東京地検特捜部は1月17日、太陽光発電などを手がける投資会社「トライベイキャピタル」(東京都千代田区)などを突然家宅捜索した。同社は衆議院第一議員会館の目の前のビルに社を置く。同じフロアに「山総合研究所」という会社が入居しているが、この会社で代表を務めるのは政治学者・三浦瑠麗氏だ。 三浦瑠麗氏の夫・三浦清志氏が社長を務めるトライベイキャピタルは、なぜ特捜部にガサ入れされたのか。同社が太陽光発電投資でトラブルになり、民事訴訟が起こったことをきっかけに、この捜査は始まった。いったい三浦夫に何が起こっているのか? 前篇「【独自】「三浦瑠麗の夫」10億円詐欺訴訟で明らかになった驚きのスキーム《訴訟資料入手》」に引き続き、三浦清志氏が関わった事件について、詳報する。 * 訴訟資料によれば、2019年2月、三浦清志氏は京都市のA社に対して、住民からの同意取得

    【独自】特捜部が追い込む「三浦瑠麗の夫」弁護士はあの統一教会弁護人だった!《肉声入手》(現代ビジネス編集部) @gendai_biz
  • 池袋西口の中華『新珍味』はなぜ台湾独立運動の聖地となったか(田中 淳) @gendai_biz

    東京・池袋駅西口から徒歩3分。雑踏にたたずむ老舗の庶民派中華料理店『新珍味』が、最近、台湾人客の間で「聖地」としてクローズアップされていることをご存知だろうか。 店のオーナーは、昨年100歳となった現役の台湾人革命家・史明(しめい)。彼への再評価の気運が高まるとともに、『新珍味』を訪れる台湾旅行客が増えているのだ。 池袋西口の生き字引ともいうべき史明が語る、驚くべきエピソードの数々とは──。 「台湾独立運動のゴットファーザー」の店 「焼きギョーザに半ライス、あとビールね」 「大滷麵(ターローメン)とニラレバ炒め」 平日のランチタイムを過ぎたというのに、『新珍味』の客足は途絶えることがない。2階のテーブル席では常連たちがネクタイを緩めながら昼ビールで気勢を上げている。敷地面積わずか9坪で、1階はカウンター7席のみの小さな店ながらメニューは60種類を網羅。書き入れ時も作り置きせず、注文を受け

    池袋西口の中華『新珍味』はなぜ台湾独立運動の聖地となったか(田中 淳) @gendai_biz
  • 元足利市長の私が体験した「旧統一教会」の選挙妨害とその全手口(大豆生田 実,週刊現代) @gendai_biz

    安倍晋三元首相が凶弾に倒れ、保守政治家と旧統一教会(旧名称は世界基督教統一神霊協会、現・世界平和統一家庭連合。以後、統一教会と呼ぶ)の関係が再び注目を集めている。支援を受けた国会議員の名前が次々に明らかとなっているが、地方政治でも統一教会は幅広く浸を試みているという。2009年に足利市長に当選した大豆生田実(おおまみうだ・みのる)氏は、保守政治家の一人だが統一教会の問題を長らく調査してきた人物だ。大豆生田氏に地方政治と統一教会の現実と選挙妨害の実態について寄稿してもらった。 敵に回すと恐ろしい存在 衝撃的な事件から早、3週間余りが経過しようとしています。 凶弾に倒れた安倍晋三元首相に対して哀悼の誠を捧げつつ、私は栃木県足利市の元市長として、この問題について語らないわけにはいかない。そういう思いで今回、筆をとりました。 今、国会議員と統一教会の関係がにわかに注目を集めています。 とりわけ反

    元足利市長の私が体験した「旧統一教会」の選挙妨害とその全手口(大豆生田 実,週刊現代) @gendai_biz
  • 「宇宙が1つって、誰が決めた?」多様な世界の仮定から生まれた無数の宇宙の存在(野村 泰紀)

    量子力学が真空のエネルギー密度に及ぼす効果と、真空のエネルギー密度の値に関する観測的事実との間の矛盾が生じ、そうした状況に対してアメリカの物理学者、スティーヴン・ワインバーグが解明を試みようとしたことについて、前編でお話ししました。 前編〈「加速膨張する宇宙のエネルギー」科学者たちも棚上げしようとした2つの矛盾〉https://gendai.ismedia.jp/articles/-/95150 後編では、ワインバーグのとった方法について、見ていきたいと思います。 ワインバーグと人間原理 真空のエネルギー密度の理論と観測との隔たりという問題について、多くの科学者が考えた解決策は、真空のエネルギー密度の理論値をゼロにしようとするものでしたが、そのどれもがうまくいっていませんでした。 こうした問題に対してスティーヴン・ワインバーグは、他の多くの物理学者たちが試みていなかったアプローチが必要であ

    「宇宙が1つって、誰が決めた?」多様な世界の仮定から生まれた無数の宇宙の存在(野村 泰紀)
  • 「聞く」ばかりの岸田総理、ここにきて「何もしていない」のに過労でダウン寸前(週刊現代) @gendai_biz

    ウクライナ侵攻で睡眠不足 「国会会期中にコロナ禍とウクライナ侵攻が重なり、『総理に覇気が感じられない』との声が官邸から聞こえて、体調不良が心配されていました」(全国紙政治部記者) ウクライナ侵攻に関しては海外とのやり取りが多くなり、その分、岸田文雄首相の睡眠時間が削られていたのだという。 「結局、医師に診てもらったところ、『過労』という診断が下ったようです。しかし、病名がつかないだけに具体的な治療方針も立てられず、かと言って休養を多めに取るということも現状を鑑みると不可能でしょう」(同前) 岸田派中堅議員は、「総理は、『何か少しでも異変があったら深夜でも携帯を鳴らしてほしいタイプ』なので、官邸幹部は気を揉んでいる」と明かすが、一方でこんな指摘もある。 「一国の総理が激務なのは当然でしょう。岸田さんはかねてから何が優先課題なのか分からないままで、目に見えて実績が出ているとは言い難い状況です」

    「聞く」ばかりの岸田総理、ここにきて「何もしていない」のに過労でダウン寸前(週刊現代) @gendai_biz
    korok_kuma3
    korok_kuma3 2022/04/12
    年齢的に第二次安倍政権以降しか知らない私としてはいまんとこ最強の首相だと思ってるのでしばらくは岸田総理でいてほしい。 自民は嫌いだがそれでも
  • 日本は若者世代にとって、もはや民主主義社会ではない(中川 まろみ)

    「若者の政治離れ」。この言葉を聞いたことがある人は多いのではないだろうか。実際、昨年行われた第49回衆議院総選挙では、20代の投票率は36%(全体の投票率は56%)と全年代の中で最も低かった(総務省選挙部「年齢別投票状況」より)。 では、若者が投票に行かないとどうなるのか。よく見聞きするのが、若者が選挙に行かないと政治家は自分に投票してくれる高齢者の期待する政治ばかりを行い、子育て支援など若者が求める政治が行われなくなる、という意見だ。ジャーナリストの池上彰氏も選挙と政治について解説する冊子『池上彰のマンガでわかる選挙と政治の話 2021』でまさにそう語っている。 一方で、少子高齢化の進む日では、そもそも数が少ないので若者が選挙に行っても意見は通りづらい、という声も聞かれる。実際、昨年の衆院選の時点での30代以下の有権者数は全体の26%であり、若者世代が少数派であることは事実である。 で

    日本は若者世代にとって、もはや民主主義社会ではない(中川 まろみ)
    korok_kuma3
    korok_kuma3 2022/02/09
    それ以上言葉にできないけど、なんというか、助けてくれ。
  • 『鬼滅の刃』『イカゲーム』も早送り…大学生が「倍速視聴」をする理由(稲田 豊史) @gendai_biz

    民間調査では「20代の半数近く」が倍速視聴経験者 映画やドラマなどの動画を初見で「倍速視聴」「10秒飛ばし」する習慣が広がっている。倍速視聴とは動画を1.5倍速、2倍速といった早送りで観ること。10秒飛ばしとは、冗長なシーンを文字通り飛ばす目的で10秒後にスキップすること。いずれも時短視聴ニーズを叶えるもので、各種の定額制動画配信サービスほか、YouTubeやABEMAといった無料動画配信メディアの多くにも実装されている機能だ。 筆者は2021年3月、「『映画を早送りで観る人たち』の出現が示す、恐ろしい未来」という記事を執筆し、倍速視聴と10秒飛ばしの背景として、【1】配信サービスの出現によって安価に観られる作品が増えたこと、【2】コスパ(コストパフォーマンス)を求める人が増えたこと、【3】セリフですべてを説明する映像作品が増えたこと――の3点を挙げた。同記事には大きな反響があったため、そ

    『鬼滅の刃』『イカゲーム』も早送り…大学生が「倍速視聴」をする理由(稲田 豊史) @gendai_biz
    korok_kuma3
    korok_kuma3 2021/12/31
    リアタイで見れたりそれ一つで話としてまとまっている映画は通常視聴、シリーズ物で後追いしてるアニメやドラマ等は倍速視聴ですね。通常視聴の方が間が楽しめていいけれど、続き物は長くてやってられない。
  • 日本の「お家芸」製造業、じつはここへきて「圧倒的な世界1位」になっていた…!【2021年ベスト記事】(大原 浩) @moneygendai

    2021年で、現代ビジネスで反響の大きかった経済・ビジネス部門のベスト記事をご紹介していきます。5月9日掲載〈日の「お家芸」製造業、じつはここへきて「圧倒的な世界1位」になっていた…!〉の記事をご覧ください。 ※情報はすべて5月9日時点のものです。 日の製造業「悲観論」を信じていいのか…? 「日の製造業が衰退している」ということが、ここ最近言われている。確かに、4月28日の「東芝、マクドナルド、日産…日企業をぶっ壊す『プロ経営者』たちのヤバい実態」、2019年8月6日の「従業員の不信を引きずったパナソニックに復活はあるのか?」で触れた、東芝、日産、パナソニックを始め、2012年に破たんしたエルピーダメモリ、シャープなどを見ると、高度成長・バブル時代に日経済をけん引していた製造業は「いったいどうしたんだ?」と感じても不思議ではない。 大企業の主流を占める最終製品を製造する「組み立て

    日本の「お家芸」製造業、じつはここへきて「圧倒的な世界1位」になっていた…!【2021年ベスト記事】(大原 浩) @moneygendai
  • 信頼できるのは「HIKAKIN」。筋を通さない大人たちに15歳が言いたいこと(太田 奈緒子)

    10代の新型コロナワクチン接種も広がる中、接種した(していない)体験を、中学3年生を中心に取材し、『「打ちたいけど親が打たせてくれない」コロナワクチン15歳7人に聞いた様々な事情』という記事でまとめた。 その取材の際に、ワクチン接種以外にも、コロナ禍のモヤモヤを子どもたちは口にした。確かに、昨年は3か月に及ぶ休校も体験し、今も幾度目かの緊急事態宣言が延長されている状況の中、息子が当時通っていた中学校でも行事は次々に中止、延期となり、高校受験にも影響が出た。彼らはこれをどのように受け止めているのだろうか。 さらにはワクチン接種を巡って対立したり、感染予防のルールを破って羽目を外す大人、迷走を続ける政府の対応をどう眺めているのだろう。取材で上がった声を中心に、コロナ禍に子どもたちが今抱える音を探ってみた。 障害だらけ。コロナ禍中の受験 コロナ禍は来春、高校を受験する中3生たちにどんな影響を与

    信頼できるのは「HIKAKIN」。筋を通さない大人たちに15歳が言いたいこと(太田 奈緒子)
    korok_kuma3
    korok_kuma3 2021/09/09
    現役で学生だけど運動会嫌なのめっちゃわかります。スポーツってなんであんなでかい顔するんでしょうね(これはオリンピック見てて思ったことでもありますけど)
  • マスコミ「記者クラブ」の信じがたい閉鎖性…米出身ジャーナリストが見たもの(マーティン・ファクラー) @moneygendai

    アメリカ出身のジャーナリスト、マーティン・ファクラー氏の新刊『日人の愛国』は、外国人の目から見た日の「愛国」について論じている。そんな氏の視線は、同質な大手マスコミ記者が集まる「記者クラブ」にも向けられている。同書から、筆者が上皇のパラオ訪問時に感じた記者クラブの閉鎖性について、一部編集のうえ紹介したい。 天皇夫のパラオ訪問に同行 ペリリュー島への行程はとても厳しいものだった。そもそもペリリュー島には、2人と宮内庁職員などの随員を含めた一行を乗せる旅客機が離着陸できる飛行場がない。 宮内庁が立てた計画は、パラオ国際空港があるバベルダオブ島からコロール島まで橋をわたり陸路で移動。パラオ主催の歓迎レセプションおよび晩餐会の後にパラオ国際空港へ戻り、海上保安庁のヘリコプターで同庁の巡視船あきつしまへ移動して宿泊。翌日に再びヘリコプターでペリリュー島へわたるというものだった。 安全面が考慮さ

    マスコミ「記者クラブ」の信じがたい閉鎖性…米出身ジャーナリストが見たもの(マーティン・ファクラー) @moneygendai
  • ひろゆきが提案「会社は給料や仕事内容よりも『人間関係』で選びましょう」(ひろゆき) @moneygendai

    2ちゃんねる」「ニコニコ動画」などで日のインターネット界を牽引し、現在はフランスで悠々自適な生活を送っているひろゆき氏。そんな彼が「ほどほどに幸せに生きるコツ」を綴ったのが、新刊『ラクしてうまくいく生き方』だ。会社を選ぶときは、給料の高さや、やりがいよりも「人間関係で選びましょう」と勧めるひろゆき氏。その真意を解説してくれた。 ちょっと難しいことを仕事にしましょう 仕事を選ぶとき、「天職」だと思えるものを探す人がいます。天職は、天から授かった職業という意味ですが、僕、これは幻想にすぎないと思うんです。 たとえば、陶芸を天職だと思ってやっている男性がいたとします。その陶芸家に仕事のやりがいを感じるときを聞いてみると、「日によって焼き方を変えなければならないけど、それがうまくいったときがうれしい」とか「ろくろを回して、納得した形に成形できる瞬間がおもしろい」とかいったりします。 プロの陶芸

    ひろゆきが提案「会社は給料や仕事内容よりも『人間関係』で選びましょう」(ひろゆき) @moneygendai
  • ここにきて、菅総理が密かに「月8回の歯医者通い」をしている「意外な理由」(週刊現代) @gendai_biz

    通院頻度が激増 「現職の総理が、歯医者に1時間も2時間もこもるなんて尋常じゃない。治療を口実に、何か別のことをしているのでは」(自民党ベテラン議員) 東京・虎ノ門のホテル「ジ・オークラ・トーキョー」。その地下1階にあるのが、菅総理が通う歯科医院「ミヤタデンタルオフィス」だ。 一見の患者は予約困難のこの医院、政財界の大物が密かに通うことでも知られる。待合室には仕立てのいい服に身を包んだ紳士淑女が座る。 総理は昨年から同医院に通っているが、最近は頻度が激増し、この一ヵ月で8回も訪れた。しかも、そのうち3回は約2時間も滞在している。 一体、何の治療を受けているのか。総理に近いある自民党中堅議員は、こう語る。 「長年のコンプレックスである滑舌の悪さを克服するため、菅さんは総理になった直後から矯正治療を始めた。要人中の要人ですから、慎重に診察するので時間がかかる」 だが冒頭の議員も言うように、一国の

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  • 「キャンセル・カルチャー」はなぜ問題なのか…? ネット時代特有の「意外な悪影響」(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz

    討論の自由が守られる重要性 昨年の8月、アメリカをはじめとして様々な国で問題になっている「キャンセル・カルチャー」という現象について取り上げた記事をサイトに寄稿した。その記事では、とくに大学やアカデミアで起こっているキャンセル・カルチャーの問題を指摘しながら、19世紀イギリスの哲学者、ジョン・スチュアート・ミルの文章を引用した。 ミルが1859年に著した古典『自由論』の第二章「思想と討論の自由」では、個々人の思想の自由が認められて活発な議論が行われることの価値が説かれている。しかし現代はミルが求める状況とは異なっているように見える。 SNSやブログが普及したことによって専門家や知識人だけでなく一般の人も意見を発表しやすくなった一方で、自分たちのイデオロギーとは異なる意見を集団的に否定して封殺しようとする動きが目立つようにもなっている。さらに、昨今のアカデミアの一部には、議論の場が「不均衡

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  • 「ネトウヨ化」した母にゲイだと打ち明けて気づいたこと(富岡 すばる)

    僕のカミングアウトを「安倍晋三」で遮った母 僕は数年前、まだ30歳になって間もなかった頃、自分がゲイであることを母に打ち明けた。 別に一生言う必要もないだろうと考えていたのだが、言わないことで何となく母に対して感じ続けていた心の距離を、ありのままを話すことによって縮めようと思ったのだ。女手ひとつで僕を育ててくれた母との関係を、30代になったということもあり、修復したかったというのもある。 そして僕は、いつもと変わらないある休日の夜、意を決して話した。

    「ネトウヨ化」した母にゲイだと打ち明けて気づいたこと(富岡 すばる)
  • 「オタク」になりたい若者たち。倍速でも映画やドラマの「本数をこなす」理由(稲田 豊史) @gendai_biz

    映画を早送りで観る理由 #2 個性的でなければ戦えない】 映画やドラマやアニメを倍速視聴、もしくは10秒飛ばしで観る習慣に対する違和感を、記事「『映画を早送りで観る人たち』の出現が示す、恐ろしい未来」に書いたところ、大きな反響があった。その記事の中で、一部の人たちが「聞き捨てならない」と憤慨する箇所があった。 「忙しいし、友達の間の話題についていきたいだけなので、録画して倍速で見る」 「内容さえわかればいいからざっと見て、細かいところはWikipediaで補足する」 おもに10代から20代の若者の声である。察するに彼らの多くは、ことさらコアな映画ファン、ドラマファン、アニメファンでもなければ、それらを大量にチェックする仕事に就いているわけでもない。 なぜ、そこまでして話題についていかなければならないのか。 LINEグループの“共感強制力” 大学の講義や就活イベントなどで現役大学生と触れ合

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  • 習近平が“自爆”へ…いよいよ中国「不動産バブル」が崩壊寸前で、追い詰められた「習近平」の末路(福島 香織) @moneygendai

    中国経済「灰色のサイ」が動き出した! 中国経済にとって多くの専門家が一番懸念している問題のひとつは不動産バブルだろう。 中国銀行保険業監督管理委員会の郭樹清主席は不動産バブルを金融リスクの最大の「灰色のサイ」(存在するのがわかっていながら放置されているリスク)と形容した。 不動産価格を引き下げるために当局は厳しい融資規制など数々の政令を出しているが、なかなか不動産価格を緩やかに下げていくことは困難な状況だ。3月の70都市不動産指数は前月比0.5%上昇で66か月連続上昇、前年同期比で4.6%増だ。なぜこれほどまでの抑制政策をとっているのに、不動産価格の上昇が止まらないか。それは、国有企業のせいだ、という声もある。 中国では昨年8月、住宅都市農村建設部(住建部)、人民銀行(中央銀行)の招集による不動産座談会で「三道紅線(三つのレッドライン)」が打ち出された。 つまり、資産負債比率70%超、純負

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  • 「今の若者は元気がない」「全然酒飲まない」と思う大人たちが理解していないこと(飯田 一史) @gendai_biz

    SNSとデジタルコンテンツが当たり前になった今日のオタクやギャル・ギャル男にとって、かつては存在していた「自分(たち)だけが知っている/持っている」ことに優位性を感じる価値観はもはや成立していない。とかく大人からは「元気がない」「おとなしくなった」と言われるが、逆に「かつておかしかったことがまともになった」と言えるのかもしれない——。 木村絵里子、牧野智和、轡田竜蔵編『場所から問う若者文化 ポストアーバン化時代の若者論』(晃洋書房)にオタク論を寄稿した大倉韻氏(東京医科歯科大学教養部ほか非常勤講師)とギャル・ギャル男論を寄稿した荒井悠介氏(成蹊大学文学部調査・実習 指導助手ほか)に現在の若者の価値観について訊いた。 (前編「今や若者の半数以上が「オタク」…この四半世紀で一体どう変わったのか」はこちら) いま、リアルな場の価値とは? ——若者の消費がデジタルコンテンツやオンラインショッピング

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