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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/sunafukin99 (7)

  • 「市民」「共生」幻想の危うさ - すなふきんの雑感日記

    うつ病高齢ニート映画・TV・床屋政談日誌〜湯浅誠さんの目的がよく分からない(1)今の日の「貧困」の主因は、言うまでもなく1991年以降の長期停滞です。ここをどうにかしない限り(具体的に言えば、リフレーションによりデマンドサイドを持ち上げることで自然失業率まで失業率を下げるしかないわけですが)、解決の糸口は見つかりません。にも関わらず、この類の方ほどリフレーションや経済成長には概して否定的なんですね。なぜでしょうか?弱者の味方系の方は社会保障の充実を訴えておられるようですが、失業率も下げないうちに税金を使ってもザルにしかなりません。個人的には、「自己責任論に抗する」と仰る方が、なぜ「連帯と共生」というもうひとつの「自己責任論」にのめり込んでいくのかが理解できないんです。「連帯と共生」ということは、具体的には「市民」のチャリティや共同体の互助に依存する社会ということでしょう? それでは上

  • 支離滅裂な地方分権主義者 - すなふきんの雑感日記

    夕張の問題を引き合いに出すまでもなく、都市と地方、それも特に首都圏中部圏とそれ以外の格差が拡がっているとの認識が広まっている昨今だが、儲かるところへ企業も人材も流入し儲からないところからは流出するのは経済メカニズムの原理原則で、それをけしからんとか言ってみたところで仕方がないんじゃないかと思う。だったら地方で儲かる事業をやればいいじゃないかということになるが、そもそも「儲からないから」仕方なく地方から逃げ出して東京へ出て行くというのが実情であって、もし地元で儲かる公算が東京へ出てゆくコストやリスクと勘案してもなお余りあるものであればはじめから出てゆかないだろう。その意味では地方分権を盛んに唱える人たちの言説には論理の転倒があるように思えてならない(それとも彼らは「儲け度外視」でやろうとでもいうのだろうか?)。いつの頃からか「地方の時代」と言われて久しいが、現実の世の中はローカリズムどころか

  • 徳川幕府の亡霊 - すなふきんの雑感日記

  • リベラルに限らない米国における「日本不信」論 - すなふきんの雑感日記

    週刊東洋経済TKプラス〜「ナショナリズムという日の厄介な問題」 フランシス・フクヤマ ジョンズ・ホプキンス大学教授ナショナリズムをめぐる、現在の日の状況は、アメリカを困難な立場に立たせている。 多くのアメリカの戦略家は、日米安全保障条約を拡大し、NATOのような防壁を構築することにより、中国を包囲したいと考えている。事実、アメリカは、冷戦終結の数日前から日に再軍備を促し、軍事力の保持と交戦を禁止している憲法第9条改正を正式に支持してきた。 だが、アメリカはより慎重になる必要がある。極東におけるアメリカ軍駐在の正当性は、日の自衛機能をアメリカが代行することにある。日が憲法9条の改正に踏み切れば、新しいナショナリズムが台頭している今の日の状況から考えると、日は実質的にアジア全体から孤立することになるだろう。 憲法9条の改正は、安倍首相の長年の課題の一つである。安倍首相が第9条改正

  • 世論はなんでこうもヒステリックなのかね。(追記あり) - すなふきんの雑感日記

    ■[世相その他]世論はなんでこうもヒステリックなのかね。(追記あり) kikulog〜タミフル 厚労省が見解を変えたことについて、どうも批判的な論調が目立つように思います。うーん、なんというかな、「やっぱり危険なんだ」とか「タミフルは危険だから全面禁止」と言うまでは許さない、とかいう空気が根底に流れているような気がするのは、気のせいでしょうか。 タミフルを処方されて問題が生じた人は「タミフルが悪い」と思うでしょうし、仮に処方中止となって、脳症にかかったら「タミフルを処方しなかったせい」と思うことになるでしょう。どっちにしても、そういう悲劇は起きるわけです。しかも、脳症は年間100人から数百人ですし、異常行動の数もたぶんそれ以下くらいと思われますから、タミフルを出そうが出すまいが、99.9%の人には影響ないんですよね。タミフルを飲まずに無事だったら「タミフルを飲まなくてよかった」と思うのか

  • 「保守」や「右翼」と言われるのがかっこ悪いのはなぜか?(追記・修正あり) - すなふきんの雑感日記

    Baatarismの溜息通信〜右か左か?wBaatarismさんところのコメント欄で気になったものがあった。さくらさんが、政治ポジションテストで自分の結果が保守寄りと出たことについて不意だとコメントされていたところから保守の定義とは何かということになって、とりさんがそれを引き継ぐ形で論じられている。ただとりさんは保守思想家レベルでの「保守」という用語に積極的でプラスな意味を見出しているようだが、私の関心事は市井の一般国民の平均的な見方にある。むしろ一般レベルでは「保守」よりは「伝統」の位置づけの方が高いようにさえ思われる。自分もコメントの中で触れているが、わが国ではそのものずばり「保守党」という政党名(一時期超短期で存在したがすぐに消滅)が定着せず、政権党である最大の保守政党は「自由」と「民主」という戦後日を象徴する二つの価値観をあらわす名称を冠して長らく通してきたわけだが、ここには「

  • 日本人は格差社会を望んでいたんじゃないの?(笑) - すなふきんの雑感日記

    何度も取り上げる話題で恐縮だが、最近日では「格差」がひとつのキーワードとなり流行語とすらなってしまった。景気が回復してきたとマスコミで報道されてもいまひとつピンと来ない。これは大企業など一部の勝ち組ばかりに恩恵がいってしまって、負け組である自分にはまわって来ないからに違いない、けしからんというわけだ。しかし振り返ってみると、そもそも日は世界で最も成功した社会主義国家であり、一億総中流とも言われたように貧富の差が少ない国である反面、そのために飛びぬけた才能ある人たちを冷遇してきたことや終身雇用制などがあるために経済の活力が損なわれ、その結果日経済が停滞したのだという解釈が支配的になったことから、改革が必要だということになったのではないのだろうか?今の状況が現実にどの程度格差が拡大しているのかとか、構造改革の影響がどの程度格差拡大に寄与しているのかという事実関係の議論は一旦置いておくとし

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