市町村長「ルール違反」 涙で「全要望応えられない」 大阪府の橋下徹知事直轄の改革プロジェクトチーム(PT)がまとめた市町村への補助金削減案を巡り、橋下知事と府内43市町村長らとの意見交換会が17日、大阪市中央区の府庁別館で開かれた。各首長は「弱者切り捨て」「オフサイドとも言えるルール違反」「府庁内部の改革が先決」とそろって補助金削減に反対する姿勢を示した。橋下知事は〈四面楚歌(しめんそか)〉の様相に険しい表情を崩さず、最後は「今までと同じやり方では何も変わらない」と涙をぬぐいながら改革への理解を求めた。 冒頭、橋下知事は「府だけでなく、大阪全体で財政再建を果たしたい。少しずつの我慢をお願いしたい」と頭を下げた。PT試案では、2008年度は貸付金を含めた市町村関連事業3357億円のうち79億円を削減するとしており、府市長会長の倉田薫・池田市長が各首長に発言を促すと、10人以上から一斉に手が挙
関西文化学術研究都市(学研都市)の中核施設「けいはんなプラザ」(京都府精華町)を運営する京都、大阪、奈良3府県の第3セクター「けいはんな」(社長=立石義雄・京都商工会議所会頭)は30日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は約109億円。けいはんなプラザと、子会社が運営するけいはんなプラザホテルの営業は続ける。今月4日に債権者説明会を開く。京都府が出資する3セクの破たんは初めて。 「けいはんな」は1989年に設立。資本金100億円で、出資比率は筆頭の日本政策投資銀行が21・5%、京都府15%、大阪府5%、奈良県2・5%など。 93年4月の開業以来、1000人収容のホール(5階建て)や68室のホテル、ベンチャー企業などが入居するラボ棟(13階建て)を備えたけいはんなプラザの稼働率は低迷し、慢性的な赤字経営が続いていた。施設建設に伴う借入金の返済が負担となり、累積赤字は88億9000
懐かしい味わいから、「幻のジュース」と多くのファンを得てきた神戸産の清涼飲料水「ネーポン」が、2月末で約40年の製造の歴史にいったん幕を下ろす。製造元のツルヤ食料品研究所(神戸市兵庫区)が、阪神大震災後の得意先減少などもあって廃業を決定。この数年、一人で作り続けてきた研究所の上田安子さん(68)は「さみしいけれど体力的にも限界。熱意ある人がいれば、看板を譲りたい」と話すが――。 同研究所は1954年創業。甘酒やソーダ水など約20種類の飲料水を喫茶店などに卸していた。そんな中、上田さんの義父が63年ごろ、ネーブルとポンカンの果汁を入れた「ネーポン」を作り、静かなブームに。 震災による工場の被害はほとんどなかったが、同市長田区などで全壊するなどした喫茶店を数か月間回り続けた上田さんの夫は、心労もあってか翌年に病死。得意先も2割程度にまで減った。アルバイトを雇い、数人で秘伝のレシピと勘をもとに細
小型化で来年実現めど 車やパソコンなどから出る廃熱のエネルギーを冷房・冷却に使える装置を同志社大学の渡辺好章教授らが開発し、自動車、電機メーカーなどと協力して2008年中に実用化するめどがたった。熱エネルギーを音エネルギーに転換する「熱音響現象」を応用した技術で、実験では温度を約40度下げることに成功し、小型化も実現した。環境に有害な冷媒を使わない、次世代の省エネ冷却システムとして注目を集めそうだ。 冷却装置は、ループ上につなげたパイプの途中2か所に、「スタック」と呼ばれるフィルター状の部品を挟むだけの簡単な構造だ。スタックの素材には、小さな穴が無数にあいたセラミックを使った。 一つ目のスタックに熱を加えると音が出る。熱音響現象で熱エネルギーが音エネルギーに変わったためだ。パイプオルガンのパイプを修理のため加熱すると大きな音が出ることや、湯を沸かした時に釜がうなるような音を発する吉備津神社
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