ニコニコ動画で安定した人気を集めつづける、初音ミクなどの歌声ソフトを使ったボーカロイドソング。当然のように作曲家が花形の「職人」として注目を浴びている側面が大きいが、裏方からその人気に華を添えている職人としてPV作家の存在があった。 初音ミクの発売間もないころはパッケージのイラストを背景にひたすら曲をかけるだけという動画も多かったが、イラストレーター、そしてPV作家の出現とともにそのカリスマ的な人気はエスカレートし、「初音ミク」という大きなファンコミュニティーを作るに至っている。 そんなPV作家のひとりとして注目を集めているのが「三重の人」さんだ。人を食ったような作家名だが、彼が手がける「紅一葉」「ワンダーラスト」などのPVは10万再生を超えて「VOCALOID-PV殿堂入り」とタグが付けられる折り紙つきの人気を誇る。 デビュー作「the end」以来、鬼のようにPVを作りつづけた彼の年間