みなさんの周りに、”落ち着きがない””失敗ばっかりする””衝動的行動をする”人はいないだろうか?もしかしたらそれは、“発達障害”『ADHD』(注意欠陥・多動性障害)かもしれない。 仁和医院 院長 竹川 敦先生によると、最近外来に随分と発達障害の患者が増えてきた印象である。昔目立たなかった人々が顕著になってきているだけなのか、実際に数が増えているのかは定かではないが、とにかく外来受診数は昔に比べると格段に多い。ここ一年の当院のデータでも、メンタル初診患者454人中77人に(約17%)何らかの発達障害を認めた。(H22年10月~H23年9月:18歳以下5%含む) 昔は「発達障害と言えば自閉症」という考えが主流であったが、1944年にオーストリアの小児科医であるアスペルガー医師が言語の発育や知能の遅れのない自閉症の一群を見つけ、「アスペルガー症候群」と名付けたが戦時中だった為あまり注目されず、W