日本のボクシング界はプロボクサーだった袴田巌元被告の支援活動を続けてきた。興行の際にはチラシ配布や募金でファンに呼び掛け、昨年にはボクシングの聖地・後楽園ホールのリングサイドに有志のプロモーターらによって「袴田シート」が設置された。いつか釈放されたら、ゆっくりボクシングを観戦してもらいたいという趣旨だ。 海外にもアピールした。世界ボクシング評議会(WBC)の会議で支援を訴えた。WBCヘビー級王者として活躍したビタリ・クリチコ氏(ウクライナ)ら歴代の名王者も同意し、再審開始を求める署名をした。ことし1月には現役のWBCフライ級チャンピオンの八重樫東選手(大橋ジム)が静岡地裁に足を運び、署名を提出した。 徐々に広がった支援の輪。日本プロボクシング協会の大橋秀行会長は「世界王者のみならず、全ボクサーが一丸になった。再審で真実が明らかになってもらいたい」と話した。
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