僕自身が鍵盤を弾けるわけでもないのだけれども、好きな楽器は何?と聞かれたらわりと早い段階で挙げる楽器がある。ハモンドオルガンだ。オルガンでもシンセでもなくハモンドとするのは、やはりあの独特の倍音を活かした音色が好きだからだろう。 まずはハモンドってこんな音色と紹介がてらの一発。ハモンドの神様ジミー・スミスのThe Cat。ラロ・シフリン編曲で多少派手だけれども、ハモンドのドライブ感全開のサウンドが楽しめる1曲だ。 僕自身がハモンドに魅せられるのが、アシッドジャズが流行ってて知ったジェイムス・テイラー・カルテット。今聴くと演奏荒々しく雑なのだけど、当時の高校生の僕にとってジャズと言えばこれ。かっこいい!と夢中にさせられたバンドだった。 そして決定的な1曲に出会う。コーネリアスの(YOU CAN'T ALWAYS GET) WHAT YOU WANTだ。ジャミロクワイ登場で本格的なアシッドジャ