シンセサイザーの電子音を弦楽四重奏のぬくもりやアコースティックなピアノの音と融合させた小瀬村晶のアルバム。本作では、小瀬村自身の内省的な感覚に光を当て、より親密な環境を大切にしながら制作したという。人間が持つ生々しさを弦楽に置き換えるなど、多様な感情をさまざまな楽器によって解き放つかのような趣が強く感じられる。豊かなハーモニーと有機的な拍節感のある "In the Dark Woods" など、まさに聴き手の内面的な部分を鋭く刺激するかのようなサウンドだ。
2015年8月19日 11曲、47分 ℗ 2015 Village Again Association / SILHOUETTE RECORDSSILHOUETTE RECORDS
2010年2月3日、新宿 PIT INN での公開レコーディング・ライヴ。わずか100人の観客の前で録音された13の歌は、まるで野生の生き物のように本能的な生命力に満ちている。UA のデビュー15周年を記念して行われた当夜のライヴのセットリストにはファンからのリクエストも反映されており、たとえば “悲しみジョニー”、“情熱” といったヒットソングや “水色” などの重要曲が配置されている。しかしベスト盤的に活動を総括するような、もしくは過ぎた過去を懐かしむような視点はない。ここにあるのは、あくまでこの夜時点での UA の歌だ。ギターに内橋和久、ベースに鈴木正人といった気心の知れた編成でのプレイは、アフロ・ファンク、あるいはエレクトリックに傾倒した時期のマイルス・デイヴィスに通じるジャズ・ファンクを標榜しながら、非常にスケールの大きいサウンドに結実している。そして UA の声はその海の中での
2001年11月21日 12曲、1時間4分 ℗ 2001 WARNER MUSIC JAPAN INC.
米・カリフォルニア州出身の Scott Hansen のソロプロジェクトとして活動をスタートした Tycho は、2002年にデビュー。2011年のアルバム「Dive」以降は Zac Brown をベースとギターに、ドラムに Rory O'Connor を迎えたバンド編成となる。緩やかに躍動するリズムと滑らかに流れるギターやキーボードがまろやかに絡み合うインストゥルメンタルを聴かせる。エレクトロニックでありながらもオーガニックな質感を覚えるサウンドが、懐かしい情景が思い浮かぶようなノスタルジックな雰囲気と、聴き手を異世界に導くトリップ感を生む。
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