2017年07月26日 10:30 空想の友達は4歳でピークを迎える 「となりのトトロ」のように、子どもだけが見えるもの、というテーマは文学や人類学では様々に議論されてきました。私は、多少無粋であるかもしれないものの、科学的にこのような問題を検討しています。そのような例として、空想の友達の研究をしています。 ここでは、最近出した論文について紹介してみたいと思います。概要としては以下の通りです。 概要: 空想の友達は、子どものふり遊びの一例である。しかしながら、ほとんどの研究が西洋圏でなされたものである。本研究では、日本人の子ども(2歳から9歳の子ども800名)がどの程度空想の友達を持っているかを検討した。年齢、性別、出生順序が空想の友達を持つことと関連することも調べた。さらに、空想の友達を持つことが、日本の子どもにおけるファンタジー傾向の指標となるかも調べた。その結果、目に見えないタイプの