一方、老朽化したビルは取り壊して一般的なマンションにし、土地や建物を有効な資産として活用したい建替派がいるとのこと。確かに、購入者にとっては区分所有した資産であり、建築遺産に祭り上げられるのも、それはそれで問題かもしれません。 なかなか妥協点が難しい双方のせめぎ合いが続いていて、今のところ保存派は劣勢とのことでした。その危機感もあっての、見学ツアーや出版物のクラウドファンディングなのでしょう。 単なる建築ファンの私ですが、このビルを、同じ場所で新しく建て替えても、できるのは「歴史的建築物が取り壊された跡に建った新しいビル」に過ぎないでしょう。資産としての価値は復活するんでしょうが、現在の特徴ある建築物としての価値は、永久に失われてしまいます。 見ると住むとじゃ大違いでしょうが…内ドアが開く大きな円窓 今のテクノロジーで建設したら!? 中銀カプセルタワービルの見学を終えた後、『もし、今の技術
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