飲み屋を卒業する日 お正月の営業もつつがなく終了し、1月6日。僕は最後の営業に向かおうとしていました。いつになく上機嫌なYさん。 『とてもとても気分がいいんだ』 そうYさんは言っていました。 『営業頑張ってね!』 そうニコニコ笑いながら言い、僕を強くYさんは抱きしめました。そのあと、Yさんは優しくキスをしてくれて、僕は『いってきます』といつも通り家を出ました。 そう、いつも通りだと思っていました。 正月明けだからか 人はほとんどきませんでした。お正月にお仕事でようやく休みが取れた方々がちらっと現れる程度。 ああ、暇だな。 そう思っていたところ、常連であり当時友達だった人が知人を連れてやってきました。 「今日でお店、上がるんだよね?」 友達はそう僕に言いました。 『最後なんだし、パーッとやりましょうよ!』 そう言い、シャンパンを入れてくれました。そのあとは焼酎に切り替え、あーでもないこーでも
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